今日も新規事業のお話し。

気がつけば20年以上、
障がい福祉の業界に携わっています。

自閉症の子どもさんと出会いが
私をこの業界に導いてくれました。

自閉っ子から見える世界にとても興味が湧き、
色々と勉強し始めることになります。

何から始めようか

と思い出してから
朝日新聞事業団の支援者セミナーを
半年間受講したり、
ボランティアに参加したり、
自閉症スペクトラム支援士の資格修得に
励んだり。

研修貧乏と言うくらい、
お給料は研修費用につぎ込んでいました。
地方にもよく行っていましたね。


自閉っ子の
その世界に引き込まれ過ぎて
子どもたちと接する時、
まるでその子の目が自分の中にあるような感覚さえ覚えるほどでした。
(それは思い込みですけどね)

障がい福祉の業界で
子どもたちへの療育を仕事にする

そんな目標ができ、
仕事をしながら保育士免許を取得。
当時はあまり身体も丈夫ではなかったので
これは結構、大変でしたショボーン



あれから
私は目標としていた
療育に関する仕事を生業とし、
責任者としての地位ももらいました。

ですが、いつのまにか
自分の中で組織と言う存在が大きくなり過ぎて、何か大事なものを見失っている?

と言う違和感と、

どこか自分の思っている方向性との差に悩み、
組織を2年程前に卒業。

独立し、
やってみたかったもう1つのことに
チャレンジしますが、その話は後日に。


何百人と言ってもよいくらい
発達に遅れのある
子どもたちとの出会いがありました。







私は子どもたちと関わるとき
その
生命のエネルギーの強さを感じます。

全力で生きている子どもたち。
全身全霊で思いを伝えようとする。
時に激しく自分を傷つけることも。
言葉を交わさなくても
波長で感じ取れる思い。
世の中の理不尽なことに向かっていく姿。

そばて見ていて涙が出るほど
力強く生きている姿と
それを支えるご家族。



支援者が
誰かの役に立つなんておこがましい。


ただ
ただ少しでも 
幼い彼らの人生の1ページの中で、
将来の選択肢が開けるように
様々な角度からの関わりができれば良い。
その為になら私は、
専門知識と経験を出し惜しみなく
使っていきます。



この次は
思い描く支援を実現させる。
愛にも溢れる
そんな場所を素敵な仲間と創り上げる。
これからの子どもたちの未来に役立つ支援を創り出していく。

新しい事業には
そんな思いを込めて。



発達に遅れがあってもなくても、
子どもたちの人生を誘導してはならない。

ただ、
将来の選択肢は広がるように
様々なことは教えていかなければならない。

また
選択肢を広げられるような生活スキルも
身につけられるように援助する。

子どもたちの人生の主役は彼ら。
そのドラマが少しでも充実した日々となるように、

私たちは
しっかりと子どもたちの人生の脇役でいよう。