これ、永遠の課題ですよねぇ…。

速く読めれば読めるほどテストでは余裕が生まれるし、仕事なら時間をとられなくて済む。

そして、TOEICの攻略本やそれに関連するネットでの意見、やり取りを見ているといつも疑問に思う事が、


『Part 5, 6を1題30秒で終わらせて、Part 7 を1題1分で解けるように練習する!』

『そのためにストップウォッチ持って…』


『30秒で文法終わらせるためには品詞の問題は空所の前後だけ読めば大丈夫!』


みたいな事を ”テクニック” として扱い、そのトレーニングに時間を割く、という事。

正直、

『品詞の空所補充問題をする時に前後の単語以外のどこから答えを判断するの?』

と、そっちのほうが疑問に思ってしまう(笑)

結局、対策に走り過ぎるあまり、『英語を読むスピードそのものを上げる』という根本問題への解決策は提示されないまま英語難民を増やし続けているだけなんですよね。

つまりはどうすれば時間内に解けるかという議論はされていても、
そもそもどうして速く読めないかという根本は十分に議論されてないのではないか?という疑問です。

ここからが本題でして。

自分の経験や同じく受験をともにしてきた仲間の様子を振り返ると、速く読めない理由は大きく分けて3つに集約されて、

中学、高校で身についた 英語は後ろから読む癖が抜けてない


単語力が弱くてフリーズすることが多い


そもそも読む量が絶対的に少ない(英文になれていない)

のどれか、もしくは全部が原因だったりします。。

確かに、正確な日本語訳を作るときには結果的に逆から読んだような語順の訳にはなりますが、大学受験終わって以来、TOEIC, TOEFL, GMATで正確な日本語訳を書くことを要求されたことなんて一度もないんですよね。

それなのに何故正確な訳を作る時のような読み方が必要なのだろうか?

正確な理解は要求されても、正確な訳が要求されないなら、
いちいち行ったり来たりしないで左から右に読んで英語のまま理解してしまえばよい話。

右→左→右→左→… よりは

左→右 のほうが絶対に速いし、文が長いければ上下左右に視線がさまようことにもなる。

『言うは易しで、実際はそうなるまでには時間がかかるし大変だ!』

仰る通りですが、なにより会話するときに毎回日本語に訳して、日本語で考えた内容を英訳して…なんてことやってたら絶対に対応できませんし、早いうちにその癖をつけている事は絶対に損にはなりません。

では実際にどうすると?という点に関してはここまでがあまりにも長くなりすぎたので次回にまわさせていただきます。申し訳ない…