こんにちは。ヨンセUP整形外科です。![]()
整形手術後の傷跡は避けて通れない問題ですよね。
今日は傷痕を最小限にするために塗る傷痕軟膏の原理と
正しい使い方についてお話します。
シリコン傷痕軟膏の基本原理
シリコン成分の傷痕軟膏やシートは
シリコンが皮膚の角質層を覆い、水分が維持できるように保護してくれる効果があります。
手術による刺激で損傷した皮膚は表皮層が不安定で
水分がたくさん失われます。
このように角質層が乾燥すると角質細胞が
皮膚の下にある真皮層の細胞に信号を送り
過度にコラーゲンを生成するよう誘導します。
皮膚のバリアが弱くなると丈夫な繊維組織を過剰に作り出し
結局傷跡をより厚くしてしまうのです。
しかしこの上に シリコン軟膏やシートで保護膜を作ってあげると
水分が失われるのを防ぎ、角質細胞への刺激を防ぐことができます。
これを2-3ヶ月程続けることで真皮層のコラーゲン生成も正常化し
傷痕組織がそれ以上分厚くならないという原理です。
傷痕軟膏には傷痕を軽く押さえてくれる効果もあります。
物理的に傷痕を押さえ盛り上がりを防いでくれる効果で
シートタイプの製品にも同様の効果があります。
盛り上がった傷痕には効果的ですが
反対に凹んだ傷には大きな効果は期待できせん。
傷痕軟膏の種類と特徴
市販されている傷痕軟膏は成分も様々です。
シリコン軟膏(ダーマスティックウルトラ等)は盛り上がった傷に効果的です。
ヘパリンナトリウムが主成分の軟膏(ノスカナ等)は赤みがある傷に効果だとされ、
このほかにもタマネギエキスやビタミンEのような抗酸化物質が入っている軟膏もあるため
医師に相談の上、ご自身に合った軟膏を使用してください。
正しい軟膏の使い方
使用時期
最も重要なのは傷痕軟膏を使う時期です。
傷痕が出来て1年以上経った
すでに生成された傷痕には大きな効果がありません。
抜糸後、かさぶたが取れて皮膚の表面が治る時期、
手術後3週間後くらいから塗るのが適切です。
使用期間
傷痕軟膏を地道に塗ることも重要です。
最低2-3ヶ月使ってこそ効果があるとされています。
塗り方
シリコン軟膏はたっぷり塗るよりも傷痕の上に薄く塗って乾燥させ
薄い膜ができるようにすると良いです。
体内には吸収されないため乳幼児や妊婦さんも使用できます。
紫外線カット
傷跡軟膏を塗るのと同じくらい重要なのは紫外線カットです。
色素沈着を防ぐためには必ず日焼け止めを使用してください。
最近は紫外線遮断効果がある軟膏やシートもあるため、これらを使っても良いです。
人によって皮膚の状態や回復速度が異なり
傷痕の特徴にもやはり差があるため
自分の皮膚の状態や傷痕により、適切な時期に正しい治療を受けて
傷跡を予防することが重要です。
手術後の傷跡に対する恐怖感や不安を持つ患者さんが、
医師と相談し、傷痕が残らないよう満足な結果を得られることを願います。
ありがとうございます。














































































