どんなに過去を変えようと、意識を遡ってみても、その時の自分の経験則や知識、環境下ではその選択肢しかなかった・・・。

確かにそうだよなと思った。
俺の場合、申し訳ないが恋愛に例えると分かりやすい。

A子さんを好きになった。
そこにB子さんが現れて、若い世之介はB子さんも魅力的だなと思ってしまった。

世之介は、どちらかを選択しなければならない。どうするか?
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そこでは選択しないで、とりあえず両方と付き合ってみる。
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同じくらいの頻度で会ってるつもりだが、そのうち、やはりA子さんと過ごしたほうが落ち着くし、楽しいのでA子さんと逢う回数のほうが増える。
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B子さんとは疎遠になり、自然消滅。

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何が言いたいかというと、はたと気付いたが、選択しなければならない"人生の岐路"って俺にはなかったなってこと。

例えば、進学だって特にどこがいいと言うのが無かったから、だったら親父が務めていた会社で学閥みたいのがあって、親父は高校しか出てなかったから、行けるならそこの大学目指せと言われた。
で、そこに行くには高校からも行けるからそれがいいんじゃないかとなって、
高校から入学してエスカレーター式に大学にも行けた。

そうか?!
それで大学受験を考えなくて良くなったんで、大学時代は遊びも兼ねてバーテンダーになって、放蕩の限りを尽くせた。
実は、そのバイト先も親父の会社の系列で、俺に社会経験が足りないからやってみろと言われて行った。
これって、親父にしてみれば自分のいる会社に俺を入れるための算段だったんだけど、俺はその誘惑の環境下で遊ぶことだけ覚えて、その会社には入らなかった。
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バイトと遊びに熱中して、大学の単位はギリギリだったし、就活などに至っては、有名中華高級レストランにご馳走がタダで食べられるというんで出かけた、その一回こっきりだった。
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そうこうしているうちに、バイト先のお客さんに心配してもらい、その方の会社に潜り込ませてもらった。

ということで、その時その時に、思いつくまま生きてたら、「今に生きついた」
という人生だね。

つまり、その生き方しかどうやっても生きなかっただろう。
A子さん、B子さんのどちらを選ぼう。どちらかに決めないと悪いし・・・、
なんて、これっぽっちも考えてこなかった。

それでB子さんの方が実は良かったかなとか、B子さんに悪いことしたなとか、そういう後悔もない。
世間一般には良く思われない"二股"ではあるけれど、会ってる時にはニュートラルに接してたつもりだからね。

それで刃傷沙汰になることも一度あったくらいで、大げさなことにもならなかった。

だから、結果的にあまり悩まないで生きてきた。
せっかちな事もあるかもしれないけれど、こっち、あっちって、それこそ直感で生きてきたな。

結論!
今思うことは、何度生まれ変わろうともブラッシュアップしなくていいから、
同じ世之介たる人生を
無限ループで永久的に
判を押したかのように、
それこそオリジナルに一切アレンジもしない、加えない、
全く同じ人生色恋劇場を
現代版「好色一代男」の主人公"世之介"として演じていたい!!!

なっはっはっは\(^o^)/
こんな幸せがあろうか