風が吹けば桶屋が儲かる

 

~強風が吹けば砂ぼこりで盲人が増え、

盲人が増えれば三味線で生計を立てようとして

猫の皮を剥ぐために巷の猫が減り

天敵の猫が減れば、ネズミが増えて

桶をかじりまくるから桶屋が儲かる

 

 

これと似たことが最近起きた。

人生、本当にちょっとした一言が、後で巡り巡って大ごとになったり、

大いなる勘違いを与えて、独り歩きしてしまうものなんだと

ある意味おののき静観していたが、それがひょんなことから

まわりまわって、我が身を助けることになりそうだ。

 

世の中で起きるもめ事はすべからく

無意識、無頓着、もっと言えば、デリカシーのない無神経な言動や行動から起こりうる。

 

前にも高校野球のツーランスクイズの件で、いや、そんな仕掛ける奴も仕掛ける奴だが、考えなしに無頓着に生きている人間にも問題があるのだという話をしたが、本当に被害を被る側にはなりたくない。

 

そうならないためにも、やはり、どんな些細なことでも、”ピタゴラスイッチ”のように

この人にこう言って、あの人にああ言えば、こうなるかもしれない・・・

だから、そうならないためには、いや、逆にそうなるために、

 

自分は何をすべきかを常に意識して行動する。守りの姿勢でいるのではなく、”攻撃は最大の防御なり”の教えの通りに、自分から周りに対して仕掛けていく心構えが肝要だ。

 

昨今で言えば、松本人志に言われるまま、慌てて弁明の記者会見を開いた吉本興業の社長など、愚の骨頂の最たるものだった。言うに事欠いて「冗談だった」とは、こちらが聞いていて気恥ずかしくなった。

 

そういえば、昔よく読んでいた京極夏彦氏の著作で、”女郎蜘蛛の理(ことわり)”という本があったのを思い出した。

純真無垢でいたいけな女性が実は裏であらゆる人間の糸を引いて・・・という話だった。

 

人をよく観察し動かす・・・たぶらかす、惑わす、褒めちぎる、悪口を吹き込む・・・そういう人間はあなたの周りにいないだろうか?