性カウンセリングルーム『青山リラク』を主宰するSEXカウンセラーの青山愛さんがこう言う。
 「私のところにも『彼氏とセックスした後、オナニーしないと物足りない』と訪れる女性は1人や2人ではありません。今の若い男性は女性をセックスで満足させていないんです」

 その理由は大きく二つあるそうだ。
 「一つは淡白な男性が増えたこと。昔の男性のように女性を愉しませようという“忍耐力”がないんです。もうひとつは女性の7割はクリトリス派で、前戯でしかイケない女性が大半。なのに、今の若い男の子はAVの見過ぎか、ロクな前戯をしなくてもペニスを挿入すれば、女性はイクと思い込んでいるんです」(同)

 前述のオナニー率の高さからもわかる通り、多くの女性が欲求不満を抱えているのだ。
 「この現象が続くと、それこそ前戯をしてくれて、女性をイカせることに悦びを感じる中年男性が、モテる時代になりますよ」(同)

 ついに我々の時代か!?  「週刊実話」HPより


これは前回紹介した、オナニー調査からの抜粋です。

なぜ、女性がオナニーするようになったかの理由が述べられています。改めて理由をあげましょう。


1.淡白な男性が増えて、女性を愉しませていない。

2.女性の多くはクリトリス派なのに、男性が全く理解していない。


ここに日本人の性生活に大きな悲劇があるのだとしたら、原因をちゃんと追究して改善できる点は改善すべきだと思います。


実は結構根が深い話だと思いますが、大した問題として取り上げてこなかった。

その大きな理由は、SEXはあくまでも個人的なものだからでしょう。


それに精神的なものを重視したいという清廉さが日本人の深層心理にあり、テクニックなんか愛さえあれば全く関係ないのさという、それこそ安易なラビリンスに迷い込んでいるのだと考えます。


しかしだ、女性の7割がクリトリス派である以上、その感じるところを愛撫してあげなければ、いくら好きだ、大好きだっ!

と愛を叫んだところでどこまでいっても彼女を喜ばすことは出来ないのです。

そこが肝心かなめだというのに、多くの若者は正しく性行為を教わりませんし、学校教育でもコンドームは使いましょう、妊娠や性病に気を付けましょうとは指導しても、正しい愛撫の仕方など到底教えたりしません。


では、性知識をどこから仕入れるかと言えば、AVだったりエロ雑誌から入手することになりますが、製作者側に日本男子に正しく性行為を教えようなどという啓蒙意識は著しく欠如しています。



つまり、あくまで男の側から楽しめる、自分たちが望む行為のみをデフォルメした演出を施してきたのは否めません。


その結果、いきなり爪も手入れせずに手マンして彼女の大事なところを傷つけたり、初体験の彼女に無理やり自分のジュニアを口に含ませようとして、その初めて見るグロテスクなフォルムにショックを受けて、トラウマになり性行為を二度と出来なくしたり、はたまた、AVの多くが演じているのでフィニッシュは顔にかけるのが当たり前だと勘違いするとうへんぼくな若者(馬鹿者)を大量に排出するに至ったわけです。


極端な事例をあげましたが、近からずも遠からずだと多くの若い女性が思っていると思います。


「英雄が色を好むのではなく、SEXが英雄を作るんだ」の記事にも書きましたが、

SEXは愛の交歓であり、まさに生まれたままの姿になっての最高のコミュニケーションだ。

これにより恋人の夫婦の愛を確かめ合い、相手を慈しみ、そして何より大切なことは


相手を喜ばせたいとお互いを思いやれる行為でもあるはずなんです。


そこを個人的なことだからと大人が示してこなかったので、日本の若者がおかしい方向に進んできたのではないでしょうか?


それは巷で騒ぐ、迷惑行為を働く若者を大人が叱れなくなってきたことと比例しているように思えてなりません。


って、ゆうかもともとは親から愛あるしつけ、生活を与えられているなら、そのようなAVで演じられている行為が人間としてどうなのか少しは気付くだろうがという話です。


さて、もう一つ大事な点に触れなければなりません。

それは潔癖症の人間の感性が性行為を妨げている可能性が高いということです。


実は世之介、競馬好きなこともあり夕刊紙「東スポ」の愛読者なのですが、その性風俗のページに知る人ぞ知る「街頭淫タビュー」というコラムがあって、街中で若い女性に「性」についてインタビューしているんですが、オーラルセックスがとにかくムリという話がよく出てきます。

中には自分が相手にしてあげるのはいいけれど、相手に自分のアソコをなんて到底考えられないというのです。


理由は自分のとはいえ、不潔だからということです。

これは男からも身勝手な言いぐさとして聞かれます。つまり、自分のはさせられるけど、相手に同じことは出来ないというのです。

どうでしょうか。女性の多くはクリトリス派だというのに、それを避けて通る風潮が出来上がってしまっているのです。


これは家庭で過保護にキレイに育てられてきたことと無関係ではないとも思います。

週刊実話は我々の時代の到来だと言っていますが、そういう方向に持っていくから話が変な方向に行くのではないでしょうか?


”Give & Take” という英語があります。相手に何かをしてもらいたいならまずGiveしなさいと言いうことだと思います。


みんながこう考えるなら、不平不満や戦争なども起きないはずです。

あなたは彼女にSEXのあとにオナニーをさせてないだろうか?