北朝鮮の行方 | 世之介@仙台東口周辺

北朝鮮の行方

日朝交渉が再会されて
政府の方針はどうなっているのか
結局不明なまま。

必ず出て来る「拉致問題」は定番としても
そこから
もしくは
それを含めた上で
どうしたい」のかが
見えてこない。

仲良くしたいのか
敵対したいのか
単純な二者択一にはならないのが外交だが
それにしても
どうしたいのかが見えてこない。

そもそも民主党政権の
アジア外交のスタンスが見えない。

小沢一郎がいた時代には
親中路線が基本で
そこからどう絵を描くのかだったが
今の野田政権は
尖閣・竹島問題が起きるまで
まったく動いていなかったかのように見える。
事実、動いていなかった。

日朝交渉も
北朝鮮が声をかけてきて再開。

つまり
アジア外交については
まったくイニシアチブをとれていない。

常に先手をとられて
あわてて受ける。
韓国については
敵失が大きくて
たまたま
受け方がウケた(笑)

もっとも
以前も書いたが
中国・北朝鮮・韓国との関係は
自民党時代に築き上げたものが
そのまま民主党政権に引き継がれた形なので
一概に民主党だけに責任をとらせるわけにもいかない。

日朝交渉を頓挫させたのは
自民党政権下での話であって
当時野党だった民主党は
それをそのまま引き継いだだけだから
基本的な責任は自民党にある。

もっとも
政権交代した際に
「これまでとは違うのでよろしく」
というカードを切り損ねた
ことは民主党の責任。

アメリカは政権が交代すると
方針転換があるのが当たり前。

日本は政権交代した時に
その大きなチャンスがきたのに
たいしたアピールができなかった。
なぜか沖縄問題に終始した。
責任はマスコミにあるのだが。

たとえば
民主党には
旧社会党時代に培った
朝鮮労働党との絆を持ったグループがいる。
彼らを使えば
自民党とは一線を画した交渉ができたはずだが
まったく動かなかった。

今回の日朝交渉の再開で
民主党はどう動くつもりなのか。

党内にいるはずの親北派を使うつもりはないのか。
彼らを使えば
自民党時代とは違う景色が見えてくるはずだ。

マスコミを通じて入ってくる情報でも
北朝鮮が今までとは違うことが理解できる。
あきらかに空気が違う。

北朝鮮の新政府は扉を開けようとしている。
それは確かだと思う。
中国に対してさえ
その扉の開け方が変わってきている。

金正恩新政府は
経済重視の政権になりつつあると思う。
(たとえば軍部の実力者の更迭)
一見、今までと同じ主張に見えながら
その実は変化しているはずだ。

隣国であり宗主国である中国
(ソ連が崩壊するまではソ連が宗主国だった)
を経済における成功例としてとらえているようだから
日本とのあらたな関係も期待できる。

北朝鮮は経済国家として
歩み始めようとしているように感じる。
だとすれば
支援よりも仕事という関係になる。

それを前提に考えれば
今までとは違う風景が見えるはずだ。

北朝鮮の行方を見定めながら
それに歩調を合わせることが日朝交渉の新しい基本スタンス。

中国との貿易が順調で
ほとんど意味を失った経済制裁という
パフォーマンスとしての外交は捨て去って
より実効的な方向に行くべきだろう。

そのためには
交渉の場に
経済界の参加を示唆するのも一手だと思う。

かつて
韓国がやったように。
金にモノを言わせるのも
悪い手ではない。