今、大震災後の日本は何をすべきなのだろうか?
膨大な量の瓦礫に立ちすくんで何もできない所や多くの方が亡くなったり行方不明となり悲しみに打ちひしがれていたり、なかなか前向きになれない所も多いと思う。
一部には少しだけでも前を向こうと復興に向けた動きも出始めている。
しかし、復興に向けての最大の障害が福島の原発である事は明らかであろう。
今、1ヶ月前の対処内容について間違っていた、と責め立てるような暇があったら、少しでも復興に向けたアイデアを考えるべきではないだろうか。
より正しい対処ができていたのか、という検証は1年後でもよい。
原発の暴走を止めるために海水を入れて、その結果、海に大量の放射性物質を流してしまった、と責める人はあのままメルトダウンになってもっと手の施しようのない事態になっていたら、今度はなぜ海水を入れてでも止めなかったのかと非難するのだろうか?
今、内閣を変えるような事をしている場合では無い事くらい誰でも分かる。
菅首相が危機管理能力が無さそうであるのは皆んな気が付いているのかも知れない。普通、有事の際はトップの支持は上がるものだが、ほとんど変わらないか下がっているのだから。

でも、である。今、やるべき事は首相を辞めさせるのではなく、首相に何とかして能力を向上させてもらって道筋だけでも立てて欲しい、という事だ。情けない話ではあるが。
政治家であるならば、こういう時こそアドネナリンが出るはずだ。

今は少しでも早く原発を収束させ、落ち着いた復興計画を立てなければならない時だ。