いつものように、絵を使っての学習です。
絵を配り、この戦いが「長篠の戦」ということ
「織田・徳川軍」と「武田軍」の戦いであることを教えました。
そして、質問
この絵で、一番目立つものは何ですか?
すぐに、「旗!」と出てきました。
武士たちは、背中や腰に旗をつけて戦っています。
どうして、戦いにくいのに、旗をつけて戦っているのでしょうか。
子どもたちの予想は、
「敵と味方を区別するため」
「スパイが潜り込めないようにするため」
「旗をつけている人が一番えらい(強い)から」
「かっこつけるため」
”敵と味方の区別”と考える子が多かったです。
しかし
敵と味方の区別だけだったら、そんなに大きいものはいらないはず
では
旗をつけているわけは・・・
戦場がよく見える高台に、一人一人の武将の戦いぶりを「勤務評定」している軍目付がいて、紙と筆を持って、武将たちの戦いぶりをメモしていたのです。
そして、その戦いぶりによって、ほうびが決まるのです。
だから、なるべく目立つ旗を工夫して、自分の戦いぶりをアピールしていたのです。
〈平成10年度6年3組学級通信「Hexagon」№74より〉