梅雨という事でTNRは暫くお休みし、気になっている現場の子猫捜索に充てる事にしていました。
10日に有給休暇を取得していたので、週末にでもTPさんと現場チェックする予定でしたが…
6日、仕事中に、地域猫活動の方から子猫の捕獲を助けて欲しいと連絡が。
地域猫活動の場の住民から市に連絡が入り、そこから地域猫活動者の方に連絡があったそう。
と言われましても、私、仕事中ですし…って事で夕方までなら時間有るよというTPさんが行ってくれてサクッと捕獲
雨の中、お疲れ様でした。
私、ちょっと不思議なんです
住民の方が市に連絡し、市は地域猫活動の方にどういう依頼をしたのか。
結局、地域猫活動の方が子猫を保護しています。
でも、医療費等は相談者からも市からも支払われない
地域猫活動の方一人の負担
地域猫活動ってそういうものなのですか
私のイメージする地域猫活動って数人で費用や実働を協力し合っての活動。
でも、どうやら認定の為の人数確保に幽霊活動者?として名前を貸してもらっているグループも有るらしく。
普段のお世話や不妊去勢手術、保護を一人でやって、費用も一人で負担
そんな個人に”子猫が居て親も居ない、どうしたら?”って相談を受けた市が丸投げ…それで解決する事なのでしょうか。
ちょっと心配です。
10日、家の用事を済ませて子猫の捜索へ。
先月20日にTNRの捕獲をしていたTPさんから”このお腹は…”って画像が送られてきました。
(これは翌日、私が撮った画像)
お腹パンパン
この猫、昨年一度だけ確認されていた猫。
その時、ちょうど交尾していたとの話。
早くTNRしないとねと話していたのですが、その後、一度も目撃されず。
一年近くして再会出来たと思ったら、このお腹
TPさん捕獲を試みてみたものの、捕獲機に入らないと。
それにこのお腹…出産間近の猫を堕胎手術し、亡くなったケースを目の当たりにした事も有ります。
それは避けたい。
でも、産まれたとして、誰がみてくれる
そして、何を悩んだかというと…この猫の見た目。
昨夏、保護すると決めて血液検査をしたら白血病陽性だったタンジーに激似👀
1枚目がこの猫、2枚目がタンジーです。
捕獲場所は少しだけ離れてはいるものの、簡単に移動できる距離。
親子か…または姉妹か…
尻尾の長さや形状もそっくり。
って事はもしかしたら、この妊娠猫も白血病陽性かも
その猫に子猫を産ませても良いのか。
だけど、こんなに大きなお腹。
堕胎に迷いは無いけれど、堕胎によって母猫を死に至らしめるのはイヤだ。
いつものベテランスーパーボラさんに画像を送って相談しました。
やはり以前、あまりにもお腹が大きくなっていたので、止めたのに堕胎手術をした人達の猫が術後に亡くなった例があると。
”産まれたら、連れてきて下さい、保護しますよ。”
との有難いお言葉。
昨年のタンジー、1週間ベテランスーパーボラさんのお家で養生させて頂き、その後、都内シェルターへ。
ベテランスーパーボラさんも勿論、タンジーが白血病だった事をご存知です。
なので、この激似の猫もそうかもしれない、となると生まれてくる子猫も可能性が高い事も重々承知。
それでも”だったら余計に外に置けないわよね”と
因みにタンジーは今春、シェルターから出て里親さんの元で幸せに暮らしています
白血病の猫だって、幸せなご縁を掴める事があるんです
まずは保護しないとどうにもならない。
複数人で相談をして、この母猫には産ませる。
ある程度経ったら子猫は保護。
子猫のウィルス検査をし、母猫もTNR時にウィルス検査。
陰性だったらリターン。
陽性だったら保護。
大事な事なので、もう一度言います。
陰性だったらリターン。
陽性だったら保護。
たまに見かけるんですよね。
ウィルス検査をして、陽性だったら耳カット、陰性だった耳カット無しって。
これ、TNRや保護をやっている方ならどういう意味か分かりますよね。
陽性の猫が譲渡しにくい事、保護場所の確保が難しい事、よく解ります。
でもね、保護すると決めたのなら、陽性だろうと保護するものではないの?
と言うか、陽性だからこそ、その猫の為にも他の外に暮らさざるを得ない猫の為にも保護じゃないの?
って私や私の周りのボラさん達は考えています。
勿論、陰性でもリターンはしたくないです。
でも、現実は椅子取りゲームにも近い保護先の確保。
具合の悪い猫を優先せざるを得ません。
この妊娠猫にも餌やりが居るはず。
聞き込みをしてみたところ、餌やりしている方の一人とお話出来ました。
”年中お腹が大きいと思うくらいよく妊娠している。”
”でも子猫が育った試しがない。皆、ひ弱で死ぬかカラスに食べられる。”
”子猫のうちに纏めて捕まえて捨ててきた住人が居る。”
この方に、タンジーの写真を見せると、あら!そっくり!と。
タンジーが白血病陽性だった事を伝え、もしかするとこの猫もそうかもしれない。
子猫は此方で保護する、母猫はその後、TNRするので血液検査次第では保護しますと伝えました。
反対も賛成もされず。
”寄付はするわよー!”って…(今のところ、頂いておりません)
それよりね、何で、どうして、育った事が無いという子猫をずっと産ませていたの?
いつもお腹が大きい、また妊娠したの?って思っていたというなら、どうして不妊手術をしなかったの?
産まれてもどうせ死んで増えないから、それで良かったって事なの?
いい加減、腹が立ってくるよ。
ってここまでが先月の事で。
10日、子猫を探すものの親猫すら見つからない。
”見つかんないわー”とTPさんに連絡すると、”今、現場行ってんの?行くわ、あ!子猫目撃情報!”と返事があって数分。
背後で”すみませーん、子猫見たって聞いてきたんですけどー”ってTPさんの声
先に連絡先を交換していたという住人の方を訪問して、あっと言う間に親子発見👀
で…なんちゅー所に居るの…
自転車カゴの中
近付くと勿論、烈火の如く威嚇する母猫
そのお腹の下には茶色いのやら雉やら、もしや私の大好物の黒
で、この母猫のお腹の下からどうやって子猫だけを保護するのか…
自転車をガタガタすれば母猫は堪り兼ねて、退避するだろう。
でも、その際に子猫1匹を咥えて逃げられると厄介。
もし、そうなった場合、網で捕まえてと後方支援をお願いし、ガタガタガタガタと。
上手く行きました。
が、勿論、母猫は大事な子猫達を守ろうとウロウロ。
下手すると飛びつかれかねないので、TPさんにこっち来そうになったら応戦してーとお願い。
子猫達を車へ。
勿論、こんな小さい子猫達を母猫の元から引き離すのは心苦しいです。
でも、先に書いたようにこの子猫達は白血病の可能性が高いかもしれない。
今まで一匹も育った事が無い=どこか病気が有るのかもしれない。
子猫だけで居る時に、捕まえて遠くへ遺棄する住民が居る。
実際、この日も別に捨てるって理由でもなく、物珍しさからなのでしょうね。
親が居ない間に子猫達に”触っちゃった~”という方が居ました。
それ、何のために???その所為でもしかしたら母猫が育児放棄するかもしれないというのに。
これらを考えると一日も早く保護するのが最善と考えました。
その場を離れない母猫には申し訳ない、ごめんねと思いながら一度帰宅し、ベテランスーパーボラさんの元へ
茶白♂250g、サビ♀235g、雉♂300g、雉♀300gの3週齢足らずってところかと。
私が最後に確認した時は5/22。
その時点でもお腹ははち切れんばかりでした。
恐らくその後、すぐに産んだのではないかな。
ベテランスーパーボラさん宜しくお願い致しますってこの時点では万々歳だったんです。
翌日頂いた連絡ではミルクの飲みが悪い、でも機嫌よくしているから大丈夫でしょうとのお話でした。
ところが、やはり、何か有るのでしょうね…ミルクの飲みが悪い上に体重が増えない。
下痢もしていて病院で補液。
ウィルス検査は全員、陰性だけれど1匹は白血球値が高く抗生剤投与。
血液がドロドロだと言われたと連絡があったのが今週。
何が原因か病院でも分からないと。
21日から22日にかけての夜中、茶白くんが亡くなったそうです。
数時間前にはこれはもうダメだなと感じたそうで、兄妹とは別にしていたと。
ベテランスーパーボラさんには昨年もその前年も私達が保護した子猫をお願いして、辛い思いをさせてしまっています。
今年も難しいコ達をお願いし、また辛いを思いをさせ、本当に申し訳ない…と連絡を頂いた22日の朝はどんより。
でも私達よりも辛いでしょうに
”残り3匹を何とか助けなければいけないので、落ち込んでいられません。頑張ってみます。”
とのお言葉。
昨日(23日)の夜には”何とかサビちゃん、一山越えたようです。”との連絡が有りました
後の雉2匹達は実はその前に危なかったそうで。
どうか茶白くんの分も残りの3匹が問題なく、育ってくれますよう。
人の元で(しかも超ベテランさん)医療もかけてもらって、手厚い看護を受けていても死んでしまう。
そりゃ、外で暮らしていたら育たなかったでしょうね。
今まで育った試しが無い…実際、そうなのでしょう。
だったら、繰り返しになるけれど、何で産ませ続けていたのか。
理解できないです。
6/11の午後はTPさんさんと一緒に別のボラさんが取り組んでいるけど、追い付かない、その方だけに負担させるのはキツイだろうって現場へ下見に。
居るねぇ…カット有りやら無しやらがウロウロ。
カット無しの三毛に授乳中と思われるカット無しの雉白。
来月早々にですね。
TPさんと別れてからは、先月、搬送を承り、手術したら産後1か月だったという猫の子猫探しへ。
母猫の姿が有ったので、後をつけるものの子猫発見には至らず。
これは持ち越しだねぇ…って事で、翌週からは子猫探しで…死にそうでした
最後になりましたが、5月分の収支報告です
いつもご支援、有難うございます。
ご寄付の中には私どもに直接ではなく、病院の募金箱からの援助も含まれております。
某病院にて募金して下さった方々、有難うございます。
当たり前の事ですが、全額、猫に直結する事のみに使用しております。
あ、直結と言ってもフード代には使用しておりません。
私どもの場合、医療費(必要な場合は療法食含む)だけにご寄付を使わせて頂いております。