10/23-24のTNRの事を書く前に、見ている方は見ているので”アレは私ではないですよ”の注意書きを。
(分からない方は分からないで)
先日、とあるブログに”手術ボラYさん”に起きた話 と称して紹介してありました。
あれは私ではありませんので。
そもそも、私は”手術ボラ”と呼ばれる事が不本意です。
”手術ボラ”って聞いたら何だと思います
その辺の何も知らない方に聞いたら恐らく、”ボランティアで手術をしている人”と思うのでは。
私が某病院でやっているのは単なる…”雑用”です。
そして、ついでに言いますと、そのブログには
事故に遭った野良猫を動物病院に連れて行った
野良猫なのに鎮静もかけずにキャリーから出して大暴れ
やっと捕まえたけれどレントゲンも撮らずに大丈夫そうだからと帰された
どこも診てもらっていないのに診察料を取られた
野良猫病院でレントゲン撮ってもらった
骨折していた
先の病院、完全なるヤブ、ヤバいっすね!
こういう事が書かれていました。
最初の病院、ヤブだと思われます
診察料取られた…当たり前じゃないですか
その場に居合わせた訳ではないですけど、書いてある事からだけの判断でヤブなんて言って良いのでしょうか。
私は野良猫を連れて行くならまず、病院に連れて行って良いか問い合わせます。
診てもらえるとなったら、洗濯ネットに入れます。
ご自身で洗濯ネットにも入れていかない野良猫を連れて行って、
”沈静もかけずに出して”と非難するのなら、予め”必要なら鎮静かけて下さい”と言うべきでは
中には居るんですよね”●●病院はすぐ麻酔かける”とか”アレくらいで麻酔かけなくても”とか言う方も。
あくまでも予想ですが、連れて来られた病院も野良と言えど洗濯ネットにも入っていなかったのですから”大人しい”と思ったのではないでしょうか。
そして診察料の件。
払うのが当たり前だと思います。
少なくとも、獣医師、看護師の時間を取らせた訳です。
そして、大暴れしたのなら、それが野良猫だったら、その後の患畜の事を考えて大掃除ですよ。
それなのに”診察料無し”で済むと思うの
例えば、何か電化製品でも修理を頼んで出張してきてもらいます。
来て貰って見てもらおうとしたら直っていた。
出張費、請求されますよ。
その分の時間を取らせた訳ですから。
当たり前ですよ。
そして、”完全なるヤブ”発言。
最低ですね。
たった一度の診察。
それもご自身は”どこも診て貰っていない”と思っているんですよね。
それで骨折に気付かないだけで、ヤブ扱い
レントゲン撮っても骨折に気付かなかったというのならまだしも。
何が言いたいかと言いますとね、犬猫ボラを見ていると
”ボラなんだから安くしてもらって当然!”
”野良猫だって診てくれて当然!”
勘違いも良いところですよ
野良猫に限らず、飼い猫の診察だって同じ症状でも病院によって判断が違う事なんて多々あります。
だからこそセカンドオピニオンというものがあるのではないでしょうか。
そのセカンドオピニオンだって、状況によっては最初に診た獣医師と次に診た獣医師で怪我や病気の症状が変わっている事も。
それでいて、簡単にヤブ医者呼ばわり、しかも”完全なるヤブ”なんて言って良いの?
野良猫を連れて行って、こんな風に言われたら余計に一般病院で野良猫を診てくれなくなると思いますよ。
招かれざる客ですもん
私が獣医や獣看護士だったら、こんな客(猫ボラ)来て欲しくないですわ。
と長くなりましたけど、それだけあの”手術ボラYさん”が私だと思われたくないんでね。
ボラと病院が協力してこそなんだと思いますけど…
それをたった一度の診察で(ご本人は診察と思ってないようですけど)”完全なるヤブ”なんて言われたら、協力も何もあったものではないです。
言ってはなんですけど…私の関わった猫で、野良猫病院で麻酔もかかっているのに怪我を見落とされていた事、何度かありますよ。
だからと言って私、ヤブ医者だなんて言いませんから。
さて、話を変えて、10/23-24のTNRですが…
またしても私…
いつものコレでした
いや、あの、言い訳ですけどね。
私の家の周り、野良猫居ないんですよ
ホント、この数か月、家の周りで猫見ませんから。
一番近い場所でも、住人の方々がTNRしていますので(捕獲機の貸し出しや搬送の協力をしています)。
次に近い場所も今年から地域猫活動を始められたそうなので、部外者が勝手にTNRするのもなと。
で、別の場所へ見に行くも、見る猫全て耳カット有り
別の場所でTNRしたい猫は居るのですが、”飼い猫だ!”と言い張る方がいらっしゃいまして手出し出来ず。
飼い猫だと分かっているのに、勝手に捕まえてTNRはいけませんからね。
そこは良識を持ちましょう。
って事で、今回もタマプリさんことTPさんはきっちりお仕事されていまして…
ターゲットの雉白くんをしっかり捕獲。
このコ、捕獲前ににしっかりにタマタマが写っていた
そして、別の地域のボラさんからずっと気になっていたターゲットのちゃんとその三毛ちゃんと仲良しだという茶トラ君と急遽ターゲットになっていた雉トラ君の3匹をお預かりしました。
(雉トラ君の写真は撮り損ねました)
この三毛ちゃん、もしかしたら出産したかも疑惑が。
と言うのも、餌場に血痕が残っていたと。
もし、産んですぐなら手術後、即リターンしなきゃ…と慌てていたのですが、血痕の主は何とこの茶トラ君と判明
痛そうなのでモノクロにしました
場所が場所なだけに、縫合は無理
皮膚を引っ張ってくるには太ももの方から引っ張ってこなきゃならないので、結構な大手術になるよと。
幸い、この茶トラくん、戻すに戻せない場所なので保護と聞いていました。
だったら、保護先のボラさんにお任せするしかないなと。
残念な事にFIV陽性
でも、保護して貰えるので、これ以上、他の猫に感染させる恐れもありません。
何よりも、この先、怪我の治療をしてもらえる
茶トラ君、ラッキーなコなので仮名がラッキーくん となったそうです
そして、保護主さんもラッキーな事に、ラッキーくんはとっても大人しいコだそうで。
怪我の治療に行った病院でも”何このコ”と先生に言われるくらい、大人しく治療させてくれるとの事。
当初、もしかしたら腫瘍の可能性も…との事で、数日入院して病理検査にも出して貰えたそうです。(検査の結果は腫瘍の疑い無しだったの事です)
本当にラッキーなラッキーくん
あ、そしてラッキーくんと仲良しだと言う三毛ちゃんはそこまで仲良しではなかったのか…
FIV陰性でした
人慣れ頑張ってもらって里親募集となるそうです。
って事で、24日の夜のうちに4匹さん皆、お返しいたしました。
いやぁ…翌日の後始末も殆どなくて、何だか申し訳ないです。