たま~に猫関係の方から

”えっ?働いているんですか??
とか

”仕事しているんですか!?
だの言われますけど、これでも都内でフルタイム勤務のヒラ会社員なんです笑い泣き

猫ボラを生業にしている訳ではございませんガーン
そんな会社員にも夏休み(8/10~18)が有りまして…浮き輪
そんな夏休みの始まりは…

えぇ、相も変わらずTNRですが何か!?
って事で、8/9は定時で仕事を終わらせ、職場周りの猫の世話を済ませ帰宅。
22時半過ぎからまずは、TNRの為の猫ではなく、前回の続きから。
引っ越し先から片道20kmの道のりを毎晩、餌遣りに通っているご夫婦からの依頼現場。

上矢印クリーム大ちゃん。(2014年TNR時に既に5.6kgアセアセ

保護したいクリーム大ちゃんと茶トラ君、居るんです。
居るんだけど…2匹とも捕獲機に入らない。
入っても手前だけ食べて出て行っちゃうショック
ならば!と予定外に現れた黒白君をTNRの為に捕獲と思いきや…
此方も、何故だか手前だけ食べて入らないタラー
蚊とゴキブリと闘いつつ、時計を見るともうすぐ2時ぐすん
これはもう、無理だ…と諦め、移動しようとした時、リュックを背負った自転車の男性登場。
”ニャーーーーラブラブ”と鳴きながら男性を追い掛けるクリーム大ちゃんと茶トラ君。
私をチラチラ見ながら、何か独り言を言いながら走り去る自転車男性自転車
アナタ…もしや…数年前に夜中の2~3時に2度も私に
”生類哀れみの令を知っているか!?
”餌遣りは年寄りの生き甲斐だ
!!
ほざいた仰った餌遣りさんではないですかーーーアセアセ
捕獲したいから餌遣りしないで、と伝えたかったけれど、椎間板ヘルニア持ち46歳…
自転車には勝てずタラー逃げられました…(走れませんのよ…)

このままじゃ、どうしようもない…って事で、これまた続きで隣の市へ。
疥癬工場守衛さんが自宅近くで餌遣りしていると言う場所。
”偏屈者”さんが手術しないで餌だけ与えているという事までは分かりました。
でも、一体、何頭居るのかすら把握出来ない。
守衛さんからは6~7頭と聞いていたのに、既に8頭手術しています。

ぱっと見、猫見当たらないなぁ…と思いきや、造成地の草むらの中に光る眼発見目
捕獲機を持って近付くと逃げてしまい、”偏屈者”さん宅の方へ。
真夜中に偏屈者さんとトラブルになるのはイヤなので、深追いはしない。
幸い、戻ってきてくれた雉トラ君。
捕獲機を設置し、車で待機していたら入ってくれましたキラキラ


上矢印術後の写真です。そのほっぺたには何が入っているのだね…ってくらい、♂らしいお顔。

その後、続きを…と捕獲機を手に歩いていると、真夜中の暗闇にまるで、ここはスイス!?
と思うようなカウベルチックな鈴の音がアセアセ
スイスなんぞ行った事ございませんけど…
な、何?? 牛が現れる事は無いよね!?八千代なら牛出る所もあるけど…
とビクビクと暗がりを凝視していたら…とんだ伏兵登場タラー

デッカイ鈴を付けた半年から1歳手前の雉白君が私を追い掛けてくる~アセアセ


初めて見る猫猫
今時の安全首輪でなく、ビニール皮のベルト穴タイプに超大きな鈴付き。
飼い猫?飼い猫なのか!?
これ、飼い猫でなく、外猫だったらこの首輪、とっても危険だよショック
触れないようなコだったら、このまま大きくなったら喰い込んじゃうよ。


という私の心配は杞憂だったのか…
めっちゃ人慣れしていますっガーン
スリスリしようとしてくるわ、お腹空いているのか捕獲機を追い掛けてきて躊躇なく入るガーン
困るんですよー笑い泣き
更に困った事に、この雉白君、お尻にも鈴が笑い泣き
はい、玉プリですーブー
首輪を付けた、飼い猫かもしれない猫を勝手に手術する訳にはいきません。
ボラさんの中には”そんなの黙っていれば分からない”とか”外に出しているんだから構わない”とか言う方もいらっしゃるでしょうけどね…
気持ちは解ります。
この雉白君の首輪を外してTNRしてしまえば良いだけじゃん!
と思う方もいらっしゃるでしょう。
実際、やろうと思えば出来ました。(首輪触っても平気でしたから)
でもね、やって良い事と悪い事が有りますぼけー
法律では猫の不妊去勢手術は義務ではないですし、飼い猫を外に出す事も禁じられてはいません(残念ながら)。
知っているボラさんが
”未手術で外に出している飼い猫はとっ捕まえて、W耳カットして突っ返してやればいい!!
と言っていた事があります。
私はそう思いませんニコ
状況にもよりますけど(外に出ている猫から色々、被害を被っているとか…)、少なくとも今回の場合、私はこの現場の状況がよく分かっていません。
もしかしたら、この雉白君、たまたま脱走中とか迷子かもしれません。
何らかの理由があって(麻酔に耐えられない身体とか、何か病気が有るとか)手術出来ないのかもしれません。
それで私が勝手に捕まえて手術して何かあっても責任取れませんから…
少なくとも誰か人の手が掛かっている猫なのですから、勝手にTNRはねぇ…。
ついでに言うと、どんな場合であろうと、見せしめの為にW耳カットなんて理解不能ですムキーッ
耳カットは手術済である事を示す為の物。
ボラの怒りや鬱憤晴らしの為にする物じゃないですよ。
と話は逸れましたが、兎に角、この雉白君が曲者で…
捕獲機を置くと当たり前に入るし、仕方なく場所を変えようと持ち歩いていると、
追い掛けて来て、二本足で立って、捕獲機にアタックかましてくる始末笑い泣き
餌遣りさんが来るのか、あちらこちらにワラワラと野良っぽい猫達が出て来始めたので、捕獲したいのにこのコが邪魔笑い泣き


あんまりやりたくないけれど、ちょっと脅して追い払ったりしつつ、何とか白茶2匹捕獲。

よく似ているけれど、違うコなんですよ…
似たようなのだらけ=増えまくっている んでしょうね。

白茶2匹を捕獲しても、まだ黒白ちゃんが居たりで続けたいのですけど…
 


分かります?
後ろに見える雉白君。
捕獲機にペットシートを貼ろうと車の後ろで作業していても、付いてくるんですえーん
飼い猫でも捕獲機の中で他の猫が暴れていたら、逃げるでしょーアセアセ
人馴れし過ぎているのか、おバカさんなのか、それとも余程、空腹??
確かに痩せ気味ではあったのだけど…
捕獲機を置いてもすぐにこのコが来てしまうので、結果…こんな事にえーん下矢印


上矢印早朝、4:22に飼い猫だか何だか分からん猫に外でちゅ~る喰いさせる図ぐすん
こうでもしないと、他の猫が捕まらない。
何か…もう、虚しいと言うか何と言うか。
これをやりつつ、目は離れた所に置いた捕獲機を出たり入ったりしている黒白君に。
と、ここでまたしても伏兵その2が登場アセアセ
”な~に、いつから捕まえてんのー!
と大声出して車から降りてくる、疥癬工場守衛さん笑い泣き
そうだよね、そうだよね…餌遣りしているんだもんね。
来ちゃうわよね、そりゃそうだよね…って早朝4時半に大声出すんじゃないわームカムカ

私:いつからって夜中から。あの、今、捕まえているところなんで、喋っていると逃げちゃうんで。全然、6~7匹じゃないじゃないですか。もう8頭手術して、今日も3匹捕まっていますよ。
守:増えちゃったんだよ。あのね、あそこが工務店で、向こうに餌やって…
私:知ってます、工務店の話もこの前聞きました。あの、話していると逃げちゃうから!
守:あ、そう?私、もっと向こうに行くけど…

私:えぇ、えぇ、どうぞいらっしゃって下さい。構いませんから。(寧ろ、行ってくれームカムカ

 

走り去る守衛さん…そして、この騒ぎで同じく走り去る黒白くん…ドクロ
もうヤダ…と不貞腐れようとした目の端に何やら白っぽいちっちゃいモノが!

上矢印夏の早朝、20分でこんなに明るくなりますが…これ、4:40です。
幸か不幸か、守衛さんのお陰で黒白君が入らなかった分、三毛ちゃんを捕獲出来ましたラブ
って事で、5時前に撤収~チョキ
帰宅して、お風呂入って2時間仮眠取って越谷へ。
日曜早朝に4匹ともリターンしてTNRは終了。

で…保護依頼のクリーム大ちゃんと茶トラ君ですよ。
12日月曜は祝日お祝いで、上手い具合に依頼者ご夫婦さんもお休みとの事。
普段、餌遣りに来ていたご主人が来れば、私1人よりも警戒しないのではないかと。
と言う事でお二人揃って、片道20kmの道のりをやって来て下さいましたニコ

待ち合わせが22時。
どうしても入りそうにない2匹に奥の手を使い、22時10分過ぎには…

上矢印茶トラ君を保護キラキラ

その後、クリーム大ちゃんには少々手こずりましたが…


上矢印23時過ぎには無事に保護チョキ

2匹とも翌日にはご夫婦が話をしておいてくれた病院にて、諸々の処置と検査をして頂きました爆笑
茶トラ君5.2kg、クリーム大ちゃん6.0kgウシシ
外猫とは思えない立派な体格で笑い泣き
でも、幾ら立派な体格だとしても、外に居る限りは危険と隣り合わせの生活。
2匹とも保護してもらえて本当に良かったね。
何年もよく外で生き延びたね。

これからは危険とは無縁の素敵猫生活だよーラブ

茶トラ君は風邪の症状が有るのでワクチンは延期でコンベニアを打ってもらったそう。
クリーム大ちゃんはFIV陽性が出てしまったそうですが、これから快適家猫生活ですからね。
心配無いってもんですチョキ
先に保護された三毛ちゃんは既にスリスリだとの事。
里親探しの予定だった雉トラ君もそのままお家のコに。

ここの場所、餌だけ与える人ばかりだったり、猫ハウスまで設置しながら置き去りにして引っ越しちゃう人だったり…ぐすん
三毛ちゃん、ハウスの置いてあったお宅の庭で過ごしている事も多かったそうです。
待っていたのかねぇ…。
でも、もう安心だね。
依頼者奥様が、別れ際に
”何があっても、絶対に戻す事はしませんからグッと仰っていましたラブ
昨秋に完全にお引越しされてから、他の餌遣りさんが来ない雪の日も一日も欠かさずに餌遣りに通った依頼者さん。
本当にお疲れ様でした!!
とっても嬉しいです~!!