昨日のベルばらキャラランキングに熱いコメントありがとうございました
やっぱりベルばらは何だかんだでほぼ全アラフォー(以上?)が通過してるという認識でよろしいでしょうか(笑)
しかし理代子先生がすごすぎるんですよね…
わーさんからのコメントで「おにいさまへ」も思い出して、今日読みました。
号泣してしまいました…
これってこんな話だったのか…って感じです
「れい」と「薫」の対照的な生き方(いや、死に方…なのか)が本当に心に刺さるね。
ただ、どうなんだろう、この作品ってナナコたち1年生要るかなあ
あまりにも濃い登場人物が多すぎて、ゴチャゴチャする
おそらく理代子先生がこういうゴチャゴチャ群像劇が好きなんでしょうね。
ゴチャゴチャ群像劇と言えば、わたし、理代子先生の次の代表作品
オルフェウスの窓
も大好きなんですよ〜
こちらはロシア革命の物語なんですが、フランス革命のベルばらと違って、
ロシアの陰鬱とした暗さや冷たさが画面から滲み出てくるんです。
絵柄の変遷というよりは、フランスの華やかさと、ドイツ・ロシアの凍てつくような寒さ…とでもいうのか…、そういうことまで絵で表現できるんですよ、理代子大先生は。
だから最初から最後までとにかく暗いです…
ベルばらと比較するとまさに「光と影」のような作品。
テーマもダークで、読むとけっこう精神やられます。
正直、今読み返す精神的・肉体的体力はありません
だけど、好きなシーンや好きなキャラを紹介したいと思います
てかこの作品ってエピソードがめっちゃくちゃ多くて、人物も何十人と出てくるわけです
私が「ここだけ何度も読んじゃうわ」って部分を紹介しますね!!
1位 レオニードユスーポフ侯のラスプーチン暗殺
いきなり1位からすいません
たぶん、レオニードはオルフェウスの窓で一番人気だと思います。
ロシア皇帝への忠誠心熱い、クールで高潔な軍人です。
宮廷の腐敗の元凶となっていたラスプーチンを暗殺します。
主人公のユリウスを愛するというエピソードが入るんですが、「それ要るかな」って正直思う
というのも、レオニードにはアデールという夫婦関係が冷え切った妻がいて、その妻と再び気持ちが通じ合っていくという珠玉のエピソードがあるんですよ。
それで十分!!ユリウスは要らん!
↑ここ好き!!!
そして歴史漫画史上に残る名シーン(←異論は認めない)
↑めっちゃ痺れるよね。
そして最期は自害するんですが、ロマノフ王朝とともに旧時代の人間として滅んでゆくのです…
2位 アマーリエとカタリーナのお話
これもサイドストーリーみたいなものだけど、アマーリエという女性がすきです。
アマーリエは教授の娘で教育を受けた都会的な魅力を持った女性なんですが、自分のせいで火事を出してしまうんですね。
そのときカタリーナという看護師の機転によって、みんな無事だったのですが、その時の2人のやりとりが好き。
この出来事によって、思慮が浅かったアマーリエも目覚めるのです。
3位 ミハイルとアントニーナの最期
バリバリの革命家のミハイルと公爵家の娘であるアントニーナが恋に落ちてしまうんです。
が、当然、うまくいくわけがなく…
ミハイルは自分を独占しようとするアントニーナを結局殺してしまいます。(というか心中します。)
アントニーナは革命が理解できないわけです。
でも普通の女性からしたら、革命なんて理解できなくて当然だよなあって思うんです。
4位 イザークが酒場のピアニストについて述べてるところ
正統派ピアニストの道を歩んでいたイザークが、病気の妹のために酒場でピアノを弾くようになるんですが、
その事実にショックを受けた妹に言った言葉。
オルフェウスの窓って革命の話であり、芸術家たちの話でもあるんだよねえ。
これを読んで、バックハウスのCD買ったりしたなあ〜
5位 民衆の怖さ
貴族でありながら革命活動をしているアレクセイが、身籠った妻のユリウスをこっそりと実家に預ける場面があるんです。
その事実を民衆を扇動するために利用されてしまうんです。
そして暴徒と化した民衆によって、アレクセイは実家の祖母たちを惨殺されてしまうんです…
アレクセイが襲撃された館にきたときがほんとに辛かった。
資産家の娘が言うセリフが「ほんとそれ」ってやつなんです。
つ、つかれたーーー
でもまだまだこんなもんじゃないんすよーーー
好きなキャラはまだまだいーーーっぱいいるんですよーーー
アルラウネとかマリアとかヴェーラとか、「どうしてこんなに魅力的な女性をたくさん描けるの!?」っていうね。
理代子先生がすごすぎる。
そこにつきます。
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