2011年
9月27日 早坂茂三『オヤジとわたし』
雑感:田中角栄のイメージが良い意味で崩される。けど、美化しすぎかな、と思った。
12月3日 黒木亮『リスクは金なり』
雑感:とにかく良い意味での筆者の「愚直さ」を感じた。自分はこうする、と決めたらそれに向かってまっしぐらに走り続けることの大切さを再認識させられた。
2012年
1月7日 沼田まほかる『九月が永遠に続けば』
雑感:若干ポルノ小説な感じがあるが、あとがきにあるようにぎりぎりでそこまで描いていない。そういう目当てで読むと肩すかしかもしれないが、断続的に大きな変化が生じるので、ハラハラしながら読むことができる点が面白かった。
1月13日 沼田まほかる『アミダサマ』
雑感:書くと矮小化される気がするが、いわゆる輪廻をテーマにしているのではないかと。そこで両者がつながっていたのか!!という点が良い意味で裏切りで良かった。全体的にホラー感満載でドキドキしながら読んだ。
1月14日 高野和明『K・Nの悲劇』
雑感:普通に怖い。トイレ行くのが怖くなる。けど、本当に怖いのは、命とか性とかそういうのにいい加減な自分がいるということをビシビシ思い知らされるから。読まなけりゃ良かったと思うけど、読んでよかったとも思った。
1月19日(深夜読了) 翔田寛『誘拐児』
雑感:広尾で見つけた意外と大きな本屋で数十分どれにするか悩んだ末購入。本格的なミステリー小説といった感じ。出自が絡んでくる点や基本的には過去にさかのぼって行って謎が出て、それを解き、また謎が出てくるといった点が宮部みゆき「火車」を彷彿とさせる。面白い。ただ、刑事のペアが二組、時系列が最初はこんがらがったとこ、嘘を言っていた人たちの言葉を後できちんとわかりやすい形で真実に置き換えていない点などがわかりずらかった。そのため一度気になるところだけ読み返してしまった。けど、最近ホラーとか超常的なのばっか読んでたせいか、非常に面白かった。
1月26日 司馬遼太郎『人斬り以蔵』
雑感:司馬遼太郎の調査・整理能力に改めて驚愕。以蔵のイメージも結構変わった。。。これから司馬作品を少しずつ読んでいきたい。「男は才能を活かすために生まれてきた」というようなセリフに、心奪われる。
2月5日 沼田まほかる『彼女がその名を知らない鳥たち』
雑感:解説にも書いてあるが、なんという言葉をもって表現したらよいのか。その言葉を自分が持ちあわせていないことが歯がゆい。全体に広がる気持ち悪い登場人物、描写、世界観。沼田まほかる独特の目を背けたくなるけれど、戸の陰から覗かずにはいられない。そんな作品になっている。最後の方のどんでん返しは圧巻。読んでいる最中はそれほどではないが、読後感がすさまじい。
4月14日 J, Rolfe. & Troob, P. "MONKEY BUSINESS"
雑感:記念すべき社会人として最初に読了した本となった。最初の本が洋書というのは、なかなか幸先の良いスタートなのではないだろうか。この本は、おそらくInvestment bankingの悪い部分を具体的に知れる良書だと感じた。その一方で良い部分はお金以外にも絶対あるはずだろうと強く思った。そしてなにより、彼ら自身もこの業界に身を置くことでしかつづられたことを知ることは無かったことだ。そう考えると、やはりやってみなはれ、なんでもやってみることが必要だと感じる。
4月15日 『HITACHIの心』
雑感:こちらは社会人になって初めて読み始め、読了した本。己をむなしうしてまことを尽くせる人間になりたい。大切な人、人たち、同僚、同期、顧客。こういった人たちにたいしておのれを最小限にし、まことを尽くして接することができる人間になりたい。
5月1日 黒木亮『排出権商人』
雑感:社会人になってからまだ3冊しか本を読んでいないとは。。。もっと活字に触れよう!さすが黒木亮。自分の体験をもとにすることで、高杉良や城山三郎とはまた違った、より交渉のプロセス等のディテールがより現実味を帯びたものとなっていて素晴らしい。地球温暖化問題が本当に存在するのかどうかの部分については、きちんとじぶんなりに結論もだしたいと感じた。
5月3日 司馬遼太郎『殉死』
雑感:司馬遼太郎は嫌悪感を抱いている、と感じるほどに乃木希典のことを客観的に批判していく。特に旅順要塞の攻略に焦点が当たっている。司馬遼太郎はそもそも軍隊における理不尽さといったものから、昔からこんな絶望的な組織ではなかったはず。昔を調べていく。というスタイルで小説家の道を歩み始めたものと筆者は認識している。その観点からすると乃木のように、無能・狂人に近い人間がその後の帝国陸軍の精神主義といったものの道しるべとなっていると司馬は感じていたのかもしれない。そこから、この嫌悪感のようなものがにじみ出ているのかも。と思った。乃木希典について知りたいならこの本!といった仕上がりの本。
5月7日 飯島勲、大下英治『官僚』
雑感:少し小泉政権のオナ本であることは否めない。民主党政権への批判は的を射ていると感じた。たしかに増税ありきではない。まずは日本をどういう国にするのか。そのために予算はどれくらい必要なのか。その予算をどういった税項目・国際で賄うのか。といった手順で議論を進めていくべき。ビジョン無し政権。あとは党綱領が無いというのも、確かに良くない。どういう軸をもった政党かが自分たちも見えなくなってしまう。なっている。そしてすぐに両院議員総会を開くのも”根回し”が無いのでうまくいくはずはない。
5月14日 岩瀬大輔『入社1年目の教科書』
雑感:頼まれた仕事はやりきる、50%で良いから早く出せ、つまらない仕事は無い。を意識する。岩瀬さんもこれからは社内でしか通用しないロジックやスキルしかもたない人は生き残っていけないと書いている。まずは会計と語学を勉強。骨太な本を読めというのも了解。
5月29日 藻谷浩介『デフレの正体』
雑感:この本を読んで、まず思ったのがやはり普通の人は日本の高度経済成長の原因も知らないということ。農村→都会への若者。ただ、途中からデフレの原因は労働力年齢人口の減少なのに、それをほかの付加価値率を高くしたり、若者を雇ったりして補えるという論調に移る。それはあくまで経済成長であり、インフレをもたらすかどうかはわからないのではないか。また、インフレはおそらく将来物価が上がるとある程度考えていなければ上がらないのでは?もちろん景気が良くなるというような予想から派生する可能性はあるが。。。もう一度くらい読んで、要考察!