こんばんは✨

いつも読んでいただき、

ありがとうございますニコニコ

 

寒い日が続きますね🥶

家に引きこもり、

洗濯や掃除をしつつ競馬中継を見て読書の一日でした爆笑

 

 

佐藤 正午『熟柿』

 

伯母の葬儀の帰り道、

酒に酔って寝ている夫を乗せた車で徘徊していた高齢女性をはねて死なせてしまった女性が主人公。

轢き逃げの罪に問われ、服役中に息子を出産。

出所後は離婚したものの息子に一目会いたいがために園児連れ去り事件を起こしてしまう(不幸な偶然が重なったから、故意ではない)

息子との会うことも禁じられ、追われるように各地を点々と巡っていく、というお話。

 

 

感想は「元夫がずるい!卑怯者!」というのが一番に来ます😠

 

罪を犯したとはいえ息子を想ってきりつめた生活をして、

息子を受取人にした生命保険料を支払い、

ある働き口では従業員寮で相部屋だった女性に多額の現金を引き出され泣きを見たり、

苦労の連続の人生。

 

服役したとはいえ、その罪は一生消えないし背負っていくもの。

それでも様々な場所で人の優しさや思いやりに助けられて、

福岡で根を下ろして働いているかおりの今後の幸せを願いたいです。

 

『熟柿(じゅくし)』とは熟した柿の実というだけでなく、

「気長に時機が来るのを待つこと」という意味があるそうで、

この題名が本当にしっくりくる作品でした。