こんにちは!
SWEETA編集長です。
先日、お話した娘の進学について相談にのっていただいたルネサンス高等学校の先生にお話を伺った際に、私視点で感じたこと、そして若い世代に起こっている「将来の夢」の思考変化についてちょっと真剣にお話します。
今日書くブログは私自身に起こった事でありながら、同じ立場にある方にとって少しでもお役に立てたらとの想いから書かせていただきます。
ちょっとまじめにお話させていただきますね。
まず、今の若い世代(10代かな。。)にとって将来の選択肢はとても細分化されていて、とても明確になってきています。
将来の選択肢と聞いて私たち世代が頭に浮かぶのは「職業」ではなかったでしょうか。
でも今の子達が考える将来の選択肢って職業とは限らない、生き方そのものや価値観なんですよね。
大学全入時代とか、就職難とか言われる時代に何に価値を求めるのかを私たちよりももっとシビアに冷静に考えているような気がします。
ルネサンス通信制高校の先生にお話を伺った際にそんな事を感じました。
今、社会的に少子化傾向にあると言われながら10年前に比べると、生徒数は変わらないそうです。
これって最初に記述したように生き方や価値観の多様化が進めば進むほど、いわば通信制高校のような学校の役割は大きくなってるのかな、と思いました。
情報化社会は大人だけでなく子供たちの中にも根付いていて、将来の夢を相談する相手は「先生や親、友達」だけではなくなり、雑誌やインターネット(携帯)などから様々な情報ソースを取得することができるようになってるんですよね。
生き方や価値観を追い求める世代、いわゆる自分の思い描く未来に突き進むために、全日制(普通に通学する)の高校に行かず通信制高校を選ぶ若者の中には
・大学を目指して受験勉強に集中するために。。。。
・手に職を持つため専門学校に通ってる、でも高校は卒業しておきたい。。。
・今通っている学校では自分の価値観や生き方を表現できない。。。
・諸事情で高校を中退したが、やはり高校は卒業しておきたい。。。
・スポーツを極めるため、高校から海外留学したが、日本の高校も卒業しておきたい。。。
色んな事情がありながらも「高校を卒業したい」という明確な意識のもと、ルネサンス高校に入学しがんばっているという話を伺って感銘を受けました。
在校生の声を見てください。
生き方の多様化って、私たち世代ではまだ理解に苦しむ面もありますが、今の子達のとっては大げさなことではないのかな、と。
大学進学実績もしっかりとしていて、今年は早くも医学部や国立大学合格の生徒もいるそうです。
入学金は初年度10万円。他に毎月の諸経費などを併せても年に50万円かからないそう。
単位についてもインターネットや携帯からのやりとりでレポートを提出し、試験もそのような形式で受けることが可能になっていて今の若い世代の「勉強嫌い」を払拭するような勉強方法。
Wスクールコースという「大学進学コース」「芸能コース」「美容師養成コース」「ビューティーコース」「ボーカリストコース」「海外留学コース」などルネサンス高校に在籍しながら専門知識を学ぶ学校等に通うことができるとのこと。
これも毎日のように通学しなくてもいいルネサンス高校だから可能なんですね。
他に授業(スクーリングと言うそうです)への年1回の出席があるそうですが、3泊4日で体験授業や天体観測、ハイキング、蕎麦打ち体験とか楽しく、且つ集中的に授業を行うそう。
「同じ釜の飯を食う」という言葉がありますが、若い子達だからきっと溶け込むのも早いんでしょうね。
全日制(普通に通学する)のいいところ、通信制高校のいいところ、それぞれにありますが、「学びたい心」「何かを目指したい心」「何かに属したい心」は同じかな、と。
なぜこんなにも真剣にブログを書きたかったかというと・・・
娘の心理を通して、社会がどんな風に変化をしているのかについて色んな衝撃を受けたから。
常に「捉われず、拘らず、偏らず」を通してきたつもりの私が一番拘り、拘り、偏っていたのかなという心からの反省からです。
新時代の「若者の将来」は私たち親世代にとっても本当に重要な課題と私事として深く考えさせられました。
■取材協力
ルネサンス高等学校
■参考情報
2009年06月30日
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