そして、怒濤の「新光酒家」へ・・・。
新光酒家の食事では必ず誰かが道に迷う・・・。
2回目の旅行にしてすでにジンクス化しつつあるこの事実。確かにすこしわかりにくいところにある。
しかし、そんな滅茶苦茶わかりにくいところでもない。だのになぜか誰かが迷う・・・。
ううむ。美味いものばっかり喰ってるから罰が当たるのか・・・。
前置きはさておき、14日の夜8時過ぎ。この日を11ヶ月待ちわびたと言っても過言ではない宴の始まり。
天津路にある「新光酒家」は見た目は小汚いフツーの店で、入り口も小さいし、知らなかったら絶対に入ってみようとは思わない店構え。ところが、ここで私たちは「美味の楽園」を体験できる。4年ほど前上海在住の方に連れられてきたのが始まりだった。そのときのことを思い出すだけで今でも目が回りそうになる(日本語、変?)。とにかく出会ったことのない美味を体験したのだ。そしてそのことを追体験するべく去年、今年とわざわざ秋に上海に来ているのである。
写真はマダムよう
のブログを見ていただくとして・・・。
先ず、今日も始まりは「酔蟹」から。昨日の酔蟹が「真夏の生ビール」なら、今日のは年代物のワインのよう。味が深い。本当に深い。わたしは中華料理の「生臭さと紙一重の芳醇さ」が何よりも好きだ。この味は中華でしか出せないと思う。そして、その絶妙な味の「理想型」を体現しているのが新光酒家の酔蟹だ。甘くて、濃くて、とろけるようにまろやかで・・・。ああ、思い出しただけで・・・。
しかし、私たちが行ったときにはもう4杯分しかなかったので、それぞれを4等分して供して貰った。
来年からは予約時に酔蟹だけはちゃんと人数分押さえておこう・・・。
あとは、例年の如く「はさみだけ茹でたの」とか「脚とアスパラの炒め物」とか「身と卵をも混ぜた物」とか
日本では絶対に(?)食べられない料理のオンパレード。ここでも香菜と黒酢が大活躍。とにかく、この店に来るたびに黒酢の底力を思い知らされる。日本で食べているのは物が違うのか、それとも、やはりここの料理と合わせるからなのかとにかく酢が激ウマなのである。ああ、あのお酢そのまま飲みたい・・・(変態?)。
そうこうしているうちに食事も終わりみんな大満足で1階へ降りたところ、店のオーナーの方亮氏が明日出す蟹を検分している。去年も帰り際にあった大満足の意を伝えたが今年も「去年も来た、今年も来た、来年もきっと来る」と伝えておいた。方亮氏も奥さんもうれしそうに見送ってくださった。本当にいい人、いい店だ。
その後はまた南京東路をぶらぶらして河南路を越えたあたりで、ゆーこちゃんと若だんなに別れを告げ、タクシーに分乗。二日間本当にありがとう。お陰様で今年も旅を満喫できました。
実は、このゆーこちゃん、卒業後も上海で働きたいとのこと。今後は上海でのビジネスを考えているわたしには運命の出会いかも知れない。これから組んでいろいろ仕事をしようと言うことで盛り上がった。
まだまだ遊び足りない私たちはリッツ・カールトンへ向かう。
まずは2階にあるアメリカンタイプのバーで軽くいっぱい。はっきり言ってここはわざわざ行かなくてもよい。
ワインもフツーだった。
マダムようとN子さんは先に帰られたが、飲み足りない私たち9人は1階のジャズの演奏もあるバーへ。演奏そのものに関してはジャズメン氏
の「ダイアリー」を見ていただくとして、とりあえず、シャンパンをいただき、乾杯!
たった2日の旅だったが、反芻し始めると止まらない。いろいろ話しているうちにゆーこちゃんとビジネスする、というのはいいアイデアだと皆様おっしゃる。彼女の賢さと中国語のうまさはすばらしい!!よく考えればきっといいビジネスを展開できるだろうとのこと。今までアイデアだけだったものをなんとか具体化したいなあとおもいつつ、ワインを楽しんだ。
そうこうしているうちに夜は更ける。1時か2時頃まで飲んでいただろうか・・・・。
しかし、私たちのすごいのはこれからである(←自分で言うな)。一挙に最後まで書こうかと思ったが、最後の朝の仰天行動はまた後日アップします。では。