先週の金曜日は大阪梅田のジャズレストランロイヤルホース
で「大阪四唄」というライブがあった。
それぞれが一人で充分客を呼べる女性ボーカリスト四人が競演という贅沢な企画。以前に聞いたチャカ&越智順子の完全に見せられていた私はこの企画を聞いたときからわくわくしていた。実は若手二人の歌は聴いたことがなかったのだが、チャカと越智さんが「この人と演ろう」と思った歌い手だ、間違いはないだろうと思っていた。
そして、7時15分。待望のライブが始まった。まずは溝口恵美子、たなかりかの二人によるステージ。写真の感じとは二人とも違って一見ジャズミュージシャンっぽくない出で立ち。溝口さんは水色のワンピースに足下はなんとスエードのブーツ。たなかりか嬢はちょっとエスニックっぽいブラウスにジーンズ。ちょっと意外に思ったが聞いてみると、いい。同行した人も「これは大したものだ」と言っていた。歌声は見た目と違って二人とも正統派。パフォーマンスもうまく、次のライブにはいってみたいと思った。
そして第1ステージ後半はおまちかねのチャカ&オチジュンライブ。越智さんはいつも通り黒のドレス。チャカは白っぽいワンピに黒の短めのジャケットを羽織り、カワイイ路線。ライブはいつもの笑いあり涙ありだ。
ナカジマトール(漢字分かりませんm(_ _)m)氏のピアノもさえる。途中二人のソロ曲も入り贅沢な構成。
でも、特筆すべきは越智さんのスペイン語の歌。意味なんか全然分からない。なのにぐっと来る。そのことを休憩時間に店のオーナーに言うと「言葉は要らないということやね。」・・・言語の敗北か?やはり音楽って凄い。人の声って凄い。言葉を超えて気持ちを伝えることができるのだ。
そして、9時半からの第2ステージ。がっつり4人の競演だ。もう、これは贅沢としか言えない。夢のようなステージだった。ハーモニーも掛け合いも全てがおしゃれ、かっこいい、カワイイ。
そして何より度肝を抜いたのは選曲だ。思いもよらない曲が飛び出てきた。
思わず私たち観客も振り付きで歌い踊った。何の曲かは秘密だけど、
とにかくあのセンスに脱帽。そしてその遊びにつきあえるお客さん達のノリにも感服した。
今回も同席者にも恵まれて意外な人の輪が広がった。音楽は人の心を和ませる。そして人と人とをつないでいくのである。