そこにいて できること。 | ムニエル。

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医療事務歴16年、



医療事務は楽しく♪がモットー。



あなたと、いろんなお話がしたいな・・・・。



☆診療情報管理士通信教育スタート!69期生でつ '`ィ (゚д゚)/

みなさん、こんばんは。



さて、いま NHK教育で 『ETVワイド』 を見終わりました。


とっても 面白くて勉強になりましたが


パネラーで出ておられる患者様側の中に




「 医師の説明に対し、

  ある程度の予備知識があるのだけれど

  そのわりには 聞き耳持つ余裕の無い 」




という 方が おられなかったのが 残念です。



言い方は 極だったかもしれませんが


ここにこそ、「医師」と「患者側」の 温度差が

歴然と出る 判りやすい例ではないんだろうかと 想うからです。




患者様側に 不要な予備知識があるために

(不要かどうかは、誰が判断するんだってことになるんですが)

ムンテラに障害が出て困る (医師側)

優良な治療の妨げになる




聞きたいことが聞けない、聞いても邪険にされる

医者は忙しそうだ

聞けば失礼な気がする、聞いてくれるな、

そんな雰囲気がある(患者様側)




どちらも、悲しい現実です。



医師には 過酷な勤務体制がある

でも

そうじゃない 先生だっている(これ、現実)



真摯に対応して尽くす医師もいる


医師との信頼関係を持って満足して治療を選択し、

続けて がんばっておられる 人もいる。


どんな命も救う 医師がいる。


でも 信頼を得られないまま

自分で ピリオドを打つ 命もある。




治療の提供

治療の選択



これは 医師だけでなく

患者様側にも同様にあたえられた権利です。



患者様の中でも


「 先生、こういう治療法はいかがでしょうか? 」




聞いて 聞けて 当たり前の


これからの 医療のカタチでしょう。




ですが この 膨大な情報のあふれる中で


私達は そして 医療従事者は


単なる個々が持つ 「技術」だけでは


モノにならない ことは 明らかです。






すべては やはり、ヒトと人とが生み出して いる 


「 渦 」だからだとおもうのです。



この 「渦」に入らなければ わからない。



人は 体験して学習する 生き物だから。



ただ、 人は 想像力がある。


相手の身にたって 考え、


相手に想いを重ねて 


共に 寄り添うことができる。





医療の現場にこそ


医師と患者様の間に まず 必要なものなのではないでしょうか。




患者様は


病気になってはじめて医師と向き合うんだとおもうのです。


そして、 病に向き合う人生が 始まる。




ですが そこに行くまで


病院の門をくぐるまでは まだ 


「 患者様 」ではないのです。



私は いままで 

ドアをくぐってこられた 新患様に

大変な思い違いをしていたかもしれません。





「 医者に診察されて始めて 患者様 」


なのではないでしょうか。




私たちにできること 想いを馳せてみました。



私達は 



「 患者様以前 」として来院された方と


「 患者様 」として 帰る方を


お一人にその姿を


行きと帰りで 見ることに なるのです。




どの 医療従事者 よりも まずはじめに。



受付に立っている 事務員さんだけじゃあ ありません。



先日 「 ウケツケの仕事ばかりで 何にもさせてもらえない 

      いっそ職場を変えたいと想う 」



長い メールが届きました。



何年も働いて おくに引っ込んだままの 役職付きの

事務員さんになっても


病棟でクラーク業務に追われていても


月何日か レセだけ仕事をがんばっている方も


関係ないのです。



さあ、 そう想えば どう そこに立てばいいか、

どう 接すればいいのか 言わずと 見えるのです。




みんな、職種に限らず 「 できること 」を

ただ 精一杯 しています。


でも それは 命にかかわることだけでしょうか?


病気を治すことだけじゃない のです。


私達は 患者様に触れることができないけれど


ココロ 寄り添うことはできる。



笑顔と おもいやり をいつも 溢れさせて。