なにげな~く、使ってませんか?
「 取れる、取れない 」
よく聞く言葉ですが
技巧を駆使して レセ請求するのも 医療事務の質の一部
だとおもうけど
正しくは
「 算定できる、算定できない 」だと思います。
おんなじじゃ~~ん、って言いますか?
根本的に違うのは
「 正しい請求知識に基づいてかつカルテに記載されている、提供した医療等を
療養担当規則・診療報酬の決まりにもとづいて請求しているか、してないか 」
なんですよね。 あくまで ニュアンスの問題ですが・・・。
例えば 頚部や腹部の超音波断層撮影(UTS又はエコー)
病名に 心疾患、大動脈瘤・動脈狭窄などがある場合に
これらの血流動態などを見るためにドプラを施行した場合
所定点数に200点の加算ができます。
ですが、例えば「甲状腺機能亢進症」や「甲状腺腫」などの
病名もある方で 実際にはこれらの病態を見るために
エコーを行ったにもかかわらず、
前出の病名(心疾患・大動脈瘤・動脈狭窄など)も付いている場合
「 この内容のレセだったら(病名もあるし)ドプラ加算とってええやん 」
↑ これが 「 取れる、取れない 」 のものの考え方です。
まさか、こんなことをしている医療事務さんはここには
いないと思いますが
(あえて ふかくつっこみしませんが)
実際にはドプラをしていないのに、
病名とレセ上で問題ないからといって
加算を取っては いけませんよね。
やってないのに、取れるから、取る。
コレは 医療事務の技巧のひとつでもなんでもありません。
算定できるから、算定する、
正しい知識と理解がなければ最大限算定可能な
請求をすることはできません。
ならば、せっかく身に着けた アナタの知識を
丁寧に扱って欲しいものです。
医療機関や同僚・上司による慣例的な請求方法が
さまざまあるかもしれませんが
どうか、この、正しい気持ちは忘れないでくださいね。
ささやかな、抵抗です。
取れる、取れないから
「 算定できる、できない 」という 言葉に替えるだけでも
前向きさは 変わると思うし、なによりカッコイイじゃありませんか??
今回の内容はちょっとわかりにくい内容かもしれません・・・。
でも、わかる人にはわかりますよね(;・∀・)ツッコマナイデネ・・・・・