あなたにとって レセの天敵はなんですか?
私にとって レセの天敵は
睡魔 と 電話、そして 「 奴の笑い 」、です。
点検も佳境に入ると 集中しすぎて眠くなる。
さあて、やっと総括だ。点数入れるか!って
調子よくやってると 電話が鳴る。
あと ひとつ。
「 奴の笑い 」・・・・・・・・?
今はもう 「 奴 」はいませんが
そりゃもう、嫌な 奴でしたよ。
新米の頃の話ですが
私より半年早く 入職した子がいたんですね。
学生中からバイトで仕事をしていただけあって
仕事は完璧。 頭も切れる。
プライドも高いけど、それなりの技量もあるので
誰もが一目おく 彼女でした。
当然私が入職した4月の時点で
レセ点検をやり始めていて
早く私も 彼女みたいになるぞ!
それが 目標でした。
さて、 事件は 起こります。
新米族は 夜診担当を任され
受付業務・会計業務・入力業務に分かれます。
私は 入力業務をしていました。
後ろのデスクではぴりぴりした雰囲気の中
上司や彼女がレセを点検しています。
ペラペラめくる紙の音。
めくる音が上司のため息とともに ぴたり、と止まると
誰かが呼ばれて ネチネチ おこられます。
「 あんたなあ、なんなん?この実日数と検査回数 」
→ これみてごらん、検査の回数を間違えて入力してるわよ。
「 慢性胃炎で注腸透視、なんでするん? 」
→ これ、病名が抜けているよ。例えば急性なら異物誤飲やイレウスとかね。
このヒトの場合は 悪性腫瘍が疑われているから施行したのよ。
こういう風にいってくれたらいいのにと
当時は落ち込んだもんですが
減点・返戻に関して 院長や経営陣から相当なプレッシャーを
課せられていた当時の上司のお気持ち、今わかりますよ~。
( でも、私なら こんな言い方 しないけどね。 )
さて、点検業務中の彼女。
ぺらぺらとレセをめくり、ぴた、と手を止める。
そして
「 ひゃはははは~ 」
↑ ここ 注目。
「 ひゃはは~ 」 ですよ?
こっちにしたら 「 はあ? ( ゚Д゚)? 」(マジャ風に)
ですよ。
なにわらっとるねん!
緊迫したレセ業務中に 笑う?
私はびっくりしました。
でも 上司たちは おこるどころか
「 何~?また変なレセみつけたん? 」
って、同調してるし。
そうなのです。彼女は おかしなつじつまの合わないレセを見ると
笑うんですよ。
「 ひゃはは~ 」って。
今でも 耳に焼き付いてます。
で、上司と同じように 私を呼ぶ。
「 ちょっとこれさ、おかしくない?病名がさ
右肩関節周囲炎、なのに 入力が 左肩X-Pになってるし~ 」
へ~、それはすいませんでしたねえ。
先生の字が 「 左 」に見えたんですよ~。
何がおかしいねん! ( ゚Д゚)
くそっ。
↑ 新人の頃、半年間はこの「 くそっ 」で
仕事をがむしゃらにやっていた気がします。
が、 今思い出しても かな~~~~り カチン、とくるなあ。
ため息、のほうが まし。 かな?