手話教室。 | ムニエル。

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医療事務歴16年、



医療事務は楽しく♪がモットー。



あなたと、いろんなお話がしたいな・・・・。



☆診療情報管理士通信教育スタート!69期生でつ '`ィ (゚д゚)/


毎月第2、第3金曜日は



保険医協会が主催する手話教室に参加しています。



この4月でもう、3年目。




なかなか、上達しました・・・・・・・・(かな?)



今月は改定業務などで参加者が少ない時期なので

あすは、お休み。




この手話を始めたきっかけは




医療従事者としてのひとつの技術として



取得しよう! という動機だったのですが





「手話通訳士」として協会に登録して認可されないと


手話通訳しちゃいけないんですよ。




それを知ったのは去年の10月頃。





アボーン(´・ェ・`)  ま、マジでつか・・・・・・??






理由は手話通訳というのはさまざまな経験がないと



難しいもので



医療過誤になった場合の


(誤った手話で患者様になにか重篤なことが起こった場合)



責任問題があるからです。




知っている知識で安易に対応してしまった場合


治療している主治医や医療機関に迷惑をかけることに


なってしまうからです。




なのに、手話教室のテキストには

① 受付での手話


② 診察室での手話


③ お薬の説明での手話


④ その他、医療用語の手集



なんて レッスンがあって


私は てっきり 聴覚障害の患者様がこられたら


バリバリできるな~と、思っていたのです。




あれれ。

ま、このままがんばって続けて

いっそのこと 「 手話ボランティアを目指すか 」

な、つもりで やってみようかな~と思っています^^。





手話のボランティア活動や通訳士になるためには


正確な知識を要しているかの試験もありますし




認定をもらうための細かなカリキュラムも決められており


万が一の場合は所属する団体が責任をフォローしてくれます。





特に医療現場では


患者様の「 主訴 」を把握し



ドクターからの 「 診断 ・指示 」を


正確に伝えなくてはいけないのですから



単語並べてどうにかなる語学とは


わけが違うんですよね。





「 文章にすりゃあいいじゃん 」って思うでしょ?


ですが、聴覚障害の方にお話をうかがってみると


案外、


筆談は理解しにくい、んだそうです。




先天的に聴覚に障害がある方の場合は特に


口語独特のいいまわしが理解できないので


(言葉と言葉の間の”間”とか、言葉を濁す微妙なニュアンス)




耳の聞こえる私たちが理解するような形で


筆談の文章を100%理解しているとは限らないそうなんです。




すごく、説明しにくいのですが 例をだすと



「 このお薬を飲んだことはありますか 」 と書くとします。



すると


「 このお薬をのんだことはありますか? 」 という



問いなのか、



「 そうですか、このお薬をのんだことがありますか~、あるんですね 」


という 確認で書いているのか、と




見る人によって理解の仕方が違うようなのです。




まして、顔の表情は筆談のとき伺えないわけですから


いきなり文章を突きつけられても、「?」となるのも




無理はないですよね?




全部が全部 愛想のよいドクターとは限らないし。





それで、薬の服用の仕方を誤って理解したり




聴覚障害者の方も、迷惑をかけないようにと


疑問があっても、我慢して診療を終えることが


多々あるそうなのです。




講師の先生は実際医療機関でのさまざまな苦労や


トラブルも経験されたことのある聴覚障害をお持ちの方で



時にはつらい聴覚障害者の歴史を 語ってくださいます。




広島に原爆が落ちたとき。


阪神淡路大震災のとき。




「 聞こえない 」ことがどんなに恐ろしく


悲しい事か、 皆さん想像がつきますか?





生きていくうえで



喜びや悲しみ、痛み、いろんなことを経験し


学んでいくからこそ


人を助けたり、思いやったりできる。





「 手話 」 という小さなきっかけから



人 として生まれて、生きていくことの深さを



また、学んでいくんだな、って想います・・・・・。