3畳位の待合は
私ひとり。
受付さんは40台後半くらいの女性が
2人。
どうも、ほかに患者さんは居なさそう。
わ~、ちょっとココでリラックスするつもりだったのに、
こりゃ、すぐに呼ばれそう・・・・。
(´ー`) 「 yong-yuan さ~ん、中へどうぞ 」
( ;´Д`) 「 うぇ、は、はい有難うございます 」
↑有難うございます、は最後だろうって!
診察台に座ると、担当医さんが来られた。
・・・・やっぱり HP の先生と違うぅ・・・・・・
( 口 ) ← 無表情な先生。
歯医者こそ、患者に対して癒しの笑顔も見せんとどうする!!
( 口 ) 「 ちょっと、みせてくださいね。 」
( ;´Д`) ( もっと、コミニュケーションしてくれなきゃイヤ!!
押し倒す前に、優しくして!! )
ヴイーン・・・・問答無用で押し倒されちゃった。
先生、無言で私の口の中を覗き込む。
隣で衛生士さんが、記録をとる。
マスクから見える先生の目は
・・・・あんまり素敵じゃないなあ・・・・。
どうせなら通うのがウキウキするような先生がいいなあ。
特に、歯医者さんとかはさ。
( 口 ) 「 はい、お口ゆすいでくださいね。 」
( ;´Д`) 「 はい、有難うございます。 」
恐怖でばくばく。
ここは平身低頭でいかなきゃならんな・・・・。
( 口 ) 「 ええと、今日は左の下の歯が痛い、と。 」
( ;´Д`) 「 はい。6年前に治療していただいたところなんですが 」
( 口 ) 「 いままでにも、今回のような痛みを感じたことありますよね? 」
( ;´Д`) 「 はい、確か去年も・・・・。 」
( 口 ) 「 そのときは、どうされました?歯医者いった? 」
( ;´Д`) 「 い、いえ、レフトーゼとフロモックスかなんかで
治めました。たしか、風邪もひいていたので・・・。 」
( 口 ) 「 あ~、やっぱりね・・・ 」
( ;´Д`) ( あっ!今かすかに軽蔑しただろ?? )
( 口 ) 「 はい、では写真撮らせてくださいね。 」
( ;´Д`) 「 お願いいたします・・・・。 」
レントゲンを撮り終わり、待合でまっとくのかな、と想ったら
診察台に通された。
ひえ~~、ここで待つの??
おしっこいかせて。
ちびりそう。
さっきはよく見なかったけど
診療台を観察。
わ・・・。
なんか、
清潔感のない、道具たち・・・・・。
ステンレス製の綿球入れはピカピカになってるモンなのに
手垢かなんかで、曇ってます・・・。
色とりどりの射光瓶も、
並び方に、センスがない!!
歯を見る鏡とか、
ちくちく歯をひっかく道具とか
数々の 拷問具 医療器具が置かれている
ステンレストレーは全部曇ってる。
( ;´Д`) ( いやん、帰りたい!! )
レントゲンの現像が終わるまで
針の筵の、待ち時間。
受付からは電話で患者さんからの問い合わせの電話みたい。
受付さん 「 はい、はい、そうですか。心配ですね。
では先生にお聞きしますから
すこし、おまちくださいね (´ー`) 」
パタパタパタ~~~。
受付さん 「 先生、○○さんからお電話で、
昨日治療した部位が痛むそうで、今日は顎全体が
熱を持って・・・・・ 」
まだ、受付さん、話しているのに
(#゚Д゚) 「 え?痛いっていってるの?? 腫れてるって??
またどうせ、暖めたりしたんちゃうの?
またやり直しだよ・・・・。
薬は??飲んでるの?? 」
受付さん 「 は、はい、確認をしてみま・・・・(;・∀・) 」
( ゚Дメ ) 「 いいよ、痛いって言ってるんだったら来てもらうしかないだろ。
予約日キャンセルばかりして来ないんだから
痛いなんて、あたりまえ。
8時までだから、この前みたいに遅れないように!
待っても来ないと、
今後責任もって治療できへんぞ。 」
受付さん 「 お待たせしました。
今先生にお聞きしましたら、痛みもあり、
腫れもキツイとのことでお辛いでしょうから
今からでも、お越しくださいとのことです。
消毒をさせていただきますのでね。
お気をつけてお越しくださいね。
もし、来れないようでしたらお電話いただけますか? 」
す、すばらしい・・・・通訳。
かなりの、技量の受付さんだ。
しかし、このドクター、やな奴かもしれん・・・・。
( 口 ) 「 はい、yong-yuanさん、レントゲンできましたよ。 」
( ;´Д`) 「 は、はい。 ど、どうでしょうか・・・。 」
・・・・・・・・・・・沈黙・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
はよ、言うて!!
( 口 ) 「 ええ、膿んでますね。ココね。
抗生剤5日飲んで痛みがひかなかったら
これ、前治療したところね、全部はずしてやり直しですね。 」
( ;´Д`) 「 (やっぱり・・・) そうですか・・・。観念します。 」
( 口 ) 「 とりあえず、かみ合わせでもかなり響くでしょうから
上を削って、刺激を抑えましょう。 」
私の痛みが、分かるのね!!嬉しい嬉しい!!
まてよ、 「 削って 」って、言ったな・・・・。
キユイーンキュイーン、ガリガリガリガリ、を?
( ;´Д`) 「 は・・・あっ・・・・ 」
( 口 ) 「 大丈夫ですよ。痛くしませんから。
少し削って、お薬入れましょう。 」
( ;´Д`) 「 その、どれくらい期間かかるんでしょうか?
一発で今日で終わらないでしょうか・・・・ 」
ちまちま一箇所を治されるのは、ゴメンだ~~~!
お金は治療10回分でも、払いますから!!
( 口 ) 「 いえ、今日は消毒だけ。 」
( ;´Д`) 「 痛い思いは何回もしたくないので・・・ 」
( 口 ) 「 それにしては、かなり治療痕がありますね・・・。 」
(´・ω・`) 「 お恥ずかしい・・・・ 」
( 口 ) 「 いえいえ。ま、とにかくね。それで
あと、この歯が終わったら歯石を取って
ちょっと古い治療の詰め物を直しましょうか。 」
( ;´Д`) 「 い、いや、ええ・・・・ 」
ここは言うこときいといたほうがいいか。
今痛いの治してもらったら、逃げちゃえ Ψ(`∀´)Ψ
( 口 ) 「 じゃ、倒しますね~。
響いて痛いと思うから、つらかったらすぐ左手あげてね。 」
( ;´Д`) 「 は、はい 」
は~、まな板の鯉状態。
どうでも料理してくれ~~~!
え~ん、前言撤回。
覚悟はしていたといえ
やっぱり怖いよ~~~。
目の端に、先生が削るやつを、取り付けてる。
キリキリ。
ぶお~~~~。
バキュームが動き出す。
いよいよ、私のお口のなかに
入ってくるのね・・・・・。
目を瞑るわたし。
こわいよ~~~。
キュイ~~ン、キリキリキリ。
鈍く、歯茎に響きます。
いつでも、左手はスタンバイオーケー!。
あれ、なんだ、この音?
声?か?
治療中、歯を削る音とともに
先生の、マスクの中から
「 ぅっつ、ぅんん、ふぅっうん
ぅっつ、ぅんん、ふぅっうん
ぅっつ、ぅんん、ふぅっうん
ぅっつ、ぅんん、ふぅっうん 」
なんなん??
この先生!!
マスクの中は、どうなってんの???