入職試験の思ひ出④ | ムニエル。

ムニエル。

医療事務歴16年、



医療事務は楽しく♪がモットー。



あなたと、いろんなお話がしたいな・・・・。



☆診療情報管理士通信教育スタート!69期生でつ '`ィ (゚д゚)/

「失礼致します」




「どうぞ」




カチャリ。ん??ん~~~~~~ん。




重たいドアだな。




「引いてください~」




汗汗汗!!引くんかい!



なにせ、直前までトイレに入りびたりだったので



前の人がどうやって入ったのかも分かりません。




「○○○専門学校 医療秘書科  ○○○です

          よろしくお願いいたします」

「はい、座ってください」




「ではまず、メンセツさせていただくものの紹介を致します。


右端から・・・・・・」




座った瞬間、目の前にずらりと並んだ女性4人、男性5人視界に飛び込む。



「一人1問づつ、質問あるいは問題をだしますので」




・・・・なんちゅ~面接。さすが、サービスに力を入れる病院だけあるわ。



「では、まず、診療事務部 外来担当  課長○○より・・・」




延々、続く質問。

これがまた、重箱の隅をつつくような、質問(ちゅーか、問題。)

筆記試験で請求業務の問題が無かったのは このせいだったのです。




たとえば、




「診療点数を請求金額に直すには1点単価いくらですか?」




らくしょ~




「10円です。」




「では、どうして10円なのだと思いますか?」




は?




なんで?




1点=10円しかならっとらん。(マジャ風に)




なんでかな~?まあいいや、適当に




「はい、計算が簡単だからだと思います。」




ぷ、と端のメガネのおっさん笑った!いま、笑ったな~!!




ばくばくばくばくばくばくばばく~~~~~~~心臓がのどまで来てる。




「次、診療時間にはいくつの区分がありますか?」




らくひょ~♪




「はい、時間外、深夜、休日の合計3つです」




(それそれ、加算点数聞いて聞いて♪♪完璧だから。)




「では、どうしてその3つの区分だと思いますか?」





は?(マジャ風)




なんで?




時間外、深夜、休日しかならってないわ。




なんで3つって・・・・・・・。



ばくばくばくばくばくばく~~~~~~




心臓、もう口から出そう。





「はい、医療機関の診療区分に準じて、診察始まる前、診察終了後、まったく診察のない日、



3種類の診療がない時間帯を3つに区分したのではと・・・・・(思います)」






問題提示者無言・・・・・。





解答途中で、私の顔を見るのをやめて

下を向いて、なんか、書いてる。






もうやだやだやだやだ~~~~><


合ってるのかあってないのかかすってるのかくらい


表情くれ~~~~~!



「では、私から。初診料と再診料、どうして点数は違うのでしょうか?」



「わ、わかりません」(かなり、動揺)



「・・・・・・そうですか。では、創傷処置と創傷処理の違いを・・・」


「わ、わかりません」(ぶっとんでます、確実に)


「緊張されてますね?リラックスしてね。質問の仕方が悪かったかな?


自分の言葉で答えてみて?」



・・・・無理。



『分かりません』③連発。








先生、すみませんでした。





先生のおっしゃるとおりでした。





受験した私が、お粗末でした。


こんな高いレベルでは、やっていけないかもしれません。


この上司の雰囲気にはきっと私耐えられません。


入職しても、私のキャラでは無理です。



マロの試練を乗り越えて




上昇気流に乗り切った私だったはずが




とんだ、エアポケットに・・・・。


       「ベルトをおしめくださいませ」


                 さっきまで観ていた座席のモニターが消える。


    

                       「ランプの点滅中は席を立たないでください~」






しかし、メガネのおっさんが笑わなかったッてことは、いいのかな?




こうして、問題は続き、いよいよめがねのおっさんの番。


「○○さんは、ソフトボールを中・高となさっていたわけですね。


この期間に、一番学んだことって何ですか?」


な~んだ。普通の質問だわ。クリア!


よ~~っし、見せ場よ、見せ場!!気合入れるわよ~


「チームワークの大切さと、目標を持ち一体となって「勝利」という共通の希望を持つことの大切さです。


         (中略)


 私は○○病院で勤務させていただくことになりましたら、

 病院理念である 『地域医療に貢献し、畏敬畏怖の念を抱いて、患者様にサービスする』

 に、ふさわしくこの理念と一体となったビジョンを持ち、病院全体と一体となって精一杯

努力し、頑張っていこうとおもいます!

 





ばくばくばくばくばくばばく~~~、ここで心臓出してなるものか!(出るか!!)




いまの、最後の質問だったのかな?



ふ~、ここまで来たか。もうすぐ終わりだ~。


汗かいちゃった、ちょっと拭こう。


手に持った、真っ白なレースのハンカチを


しなやかに額に当てた瞬間!!!!あっ!


しまった・・・・こすってももうた。



ハンカチの端っこ、当たった。



沈黙もつかの間、



最後に端のほうで腕を組んでず~~と


にやにやにこにこ笑っていた


黒ずくめのスーツに、オールバック


カタパットバリバリの、ナイスミドル、


で、でも・・・・『ミナミの○○』ここに見参・・?


まさに、リキ!     が



「じゃあ、最後はワシやな。どうも、○○さん、今日は面接に来てくださって


   どうもありがとう。どうでしたか、いままでの質問は。」






まゆげ・・・・・・。真っ白なハンカチに、くっきり・・・。


ついてる・・・・黒いの。


こんなに。黒かったっけ??私のマユ・・・・。


炭だから、すぐとれるんだ!てことは、汗と混じってえらいことなってるんじゃあ・・・・?


え!今どうなってるんだろう、私のマユは???


どのへんこすったんだろう???


尻尾のほうかな??真ん中?


どっちにしたって・・・・・・・・


片方落ちてる・・・・・、わな。


ばくばくばくばく~~~


私の目の前で、口から出た心臓が、どくどくびちびち跳ね回っている


幻影が見えます・・・・。


びちびちびちびち~~~~~~




        (おっ!浜ちゃん、さすが天然モノだねえ。イキがいいねえ)


        (なにいってんだよ~、スーさんこそ引いてるよ!!)



『はい、とても勉強になる質問をしていただきました。』


というつもりが


どうゆうわけか、もう半ば壊れているわたし。


心臓出ちゃってるもん、、もう。






『はい、簡単でした』






残りの面接官8人全員私の顔を、見た!






自爆もいいところだわ。



③連発で、「分かりません」ゆうといて。




またまたまたまた、明日に続く・・・・・・・。