みなさん、こんにちは。yoneyoneoh5190です。

次はITベンチャーの話を書いて、自分の職業人生の記録を終わろうかと思っていたのですが、その前にたまたま出てきた写真をもとに、久しぶりに投稿します。

 

 この内容は、今から35年前の昭和60年4月1日、福岡県内で当時の国鉄第一次特定地方交通線5線が同時に廃止されることになり、その前日に、そのうちの4線に乗り鉄した記録です。

 実は、私肢体不自由になったため、年明け早々やむを得ず引越をすることになり、部屋を片付けていたところ、当時の写真を発見しました。写真を見ながら当時の記憶をもとに書いた内容です。興味ある方だけ見てください。


 まずは、向かったのは室木線(むろきせん)、鹿児島本線の遠賀川駅から、室木駅までの11.2Kmの短い路線です。
 福岡県内の他の赤字ローカル線と同様、この線も沿線の中小炭鉱から産出する石炭を輸送するために敷設された運炭鉄道でした。しかし、炭鉱閉山の1960年代以降はその使命を失い、大赤字を計上、廃線の運命となりました。
 終点の室木駅は、山陽新幹線の線路に程近い場所にあることから、その建設当時、現在ある室木トンネルまで延伸されて資材運搬用路線として使われたそうです。

 駅は、遠賀川駅 - 古月駅 - 鞍手駅 - 八尋駅 - 室木駅の5つ(起点駅を含む)でした。


 まず鹿児島線の小倉行に乗り、遠賀川駅で降り立ちます。昔、父と電車に乗っているとき、駅のホームの端に停まる、蒸気機関車と客車の群れを見た記憶があります。

 

(遠賀川駅にて)


 博多方面に向かって駅を出て、西川橋梁を渡り、すぐ左に大きくカーブして内陸に向かいます。全線が田畑が広がる平坦な地形であり、周囲には人家・工場が点在しています。九州道のガードをくぐると、スタートから20分ほどで、終点室木駅に到着です。すぐ先には新幹線の橋梁が見えます。

 

 

(列車の上に見えるのは九州自動車道)


(室木駅を遠望、この手前に伸びる線路が、以前新幹線建設現場へと続いていた)

 

 (室木駅にて)

 

  (記念乗車券)

 

35年たった今も、遠賀川駅横の西川橋梁跡は、さびついた姿を見せています。博多方面行電車から確認できます。

 

 実は、別ブログで紹介しているとおり、私がリサイクル屋をやっていた頃、何度か鞍手方面に出かけることがあって、廃線跡の県道55号をトラックで走行しています。道路はまっすぐで道幅も広く、極めて走りやすい道路です。周囲に大きな建物もなく、山も近くにないので空がとっても広く感じます。調子に乗っていると危うくネズミ捕りに引っかかるところでした。

 

(wikipedhiaを参考としました)

(続く)