エモいのか?刺さる人には刺さるのか?映画トラペジウムは主人公の自己中さに批判するばかりだった件 | ヨネスポ!

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本日は乃木坂46一期生・高山一実さんの長編小説デビュー作「トラペジウム」のアニメ映画を観て参りましたのでネタバレありの率直な感想を書いて参りますので、これから「トラペジウムを観る予定」のある方はお気を付け下さい。最も「そんな映画なのか、観に行ってみよう」と思われる奇特な方もいらっしゃるかもしれませんので、自己責任の下でヨロシク、と言った所でしょうか。最も上映終了の所も多いらしいですが。私の行った映画館も本日最終上映でした。


私が観た2024年6月21日(金曜日)は第6週目特典がまだ配布されておりました。明日2024年6月22日からはまた新特典に切り替わるようです。しかし私が観に行った映画館では今日で上映終了だったらしくギリギリ観に行けて良かったな、と言った所です。特典内容は
ランダム場面写ミニクリアファイル(全5種) でした。
↓何かステッカーも付いていました。ミニクリアファイルのサイズはA6版と小さいです。

キャラクターも把握しないまっさらな状態で映画を観ましたが、アイドルを夢見る主人公(東ゆう)が徹底して自己中で他のメンバー達の気持ちを無視して自分の都合の良い駒のように扱っている、と書けば何だか頭のキレるキャラのように思われるかもしれませんが
実態は全くもってひとり空回りしてるんです。グスン。この映画の駄目ポイントとして
・徹底したご都合主義
→アイドル志望の主人公が「東西南北」の高校に棲息する人間をアイドル仲間にしようとするが簡単に見つかる(しかも相手にアイドルになろうという目的は黙っている)。まず「東西南北の名前が付く高校」で即、「そこに通学している女の子と友達になる」が即叶う所が観ていて「何だかなー」という感じです。しかも、名前で呼ぶのではなく「南にある高校に通っているから南ちゃん!」と言った感じで東西南北名であだ名付けてるんですが「名前で呼んでやりなよ笑」と突っ込みたくて仕方ありませんでした。その他、TVに映る為にボランティアを始める目的が即叶う等、そして即アイドルへの夢が叶う等、そんなバカな笑というご都合主義でストーリーが展開していきます。
・キャラクター造形や背景の作りが甘過ぎる
→主人公がノートにアイドルになる為の計画を書いているが映像が薄暗く余りノートの内容が見えないのですが、アイドルになりたい!と息巻いているのが主人公だけで、他のアイドルユニットのメンバー3人が何を考えていたかハッキリしないんです。ご都合主義の流れに乗ってアイドルしている事は分かるのですが、主人公に「アイドルとして仲間になって」的な事は言われず、一緒にボランティアしたりする仲間として活動する内に、主人公の思惑がピタリとハマり(この流れが本当にご都合主義満載なのですよ)アイドルになった、というだけで彼女達がいつから「辞めたいな」と思ったのかはハッキリとは記されていません。まあ段々と「ヤダな」と思ったんだろうな、と推察しましたが、彼女達側の心理描写も欲しかったです。特に高校3年生のキャラは進路に悩むシーン等色々見せ場はあったと思うので各キャラから見た主人公の姿がとても見たかったです。
・アイドルものなのに歌やダンスが微妙(致命的)
・主人公の性格がとにかく悪い。アイドルなのに全然キラキラしてない。
→ファンレターも一番少なく人気がないのにデモテープを聴いて「この曲の歌詞は私達が書きます!」→他の3人は書いてこなかったら逆上してキレ散らかしていましたが、元々3人のメンバーはアイドル志望ではなく
「何となく流れでアイドルやってる」だけで同じモチベーションを持て、と強要するのは本末転倒です。キレるなら最初からアイドル志望の女の子を探して来なよ、という憤りを覚えました。映画を観ながら「何でこんなに自己中なんだ?」と考えていたのですが、主人公はご都合主義展開による「英語が話せる帰国子女」設定だったと思い、「自己主張が強いのは帰国子女故にか?でも自分の願望の為に他人を利用し振り回すのは帰国子女は関係なく性格が悪い。」など主人公批判がぐるぐる頭の中を駆け巡っていました。主人公がアイドルになりたい理由は「アイドル見た時に人間って光るんだよ」「キラキラしたアイドルになりたい」的な事を言っていますがキレ散らかしてる主人公、キラキラ感ゼロです。この作品の魅力は「キラキラしたアイドルを目指していたけど現実は違う」的な所なのでしょうか?私には正直全く分かりませんでした。映画のラストではアイドル解散(アイドル期間2.3ヶ月位?)後
10年後に皆で集まる、というのがあったのですが主人公、まだ芸能界にしがみついてました。この様に書いていくと我ながら何て主人公に対し批判的なのだろう、何でこの映画観たの?という根源的な問いかけまで至りますがX(旧Twitter)のトラペジウムの感想がエモいようだったのでまあ観てみるか、という感じで観た次第です。観て後悔、というのはありませんが私には刺さらなかったです。ずーっと主人公に対する批判で頭がぐるぐるしてました。笑
ロボット部のくるみちゃんをアイドル仲間にする為に
写真部の男子を使いアイドルになると決まったら今後は連絡取らないとか利用するだけ利用してケアなしかい!ひどい女だ!と思いました。
映画「トラペジウム」
歌も微妙だしライブシーンも盛り上がりに欠ける、キャラクター造形も浅い、物凄いご都合主義で進む物語
星1★