さて、まちモ二もいよいよ佳境に入ってきたところで、今度はじっくりと町屋見学。まずは「岡本一銭屋」ですね。昭和9年創業だから、もしかすると3世代、下手をすると一家4世代にわたってお世話になった家族もあるかもしれないという歴史的な駄菓子屋です。店の正面に掲げる一銭銅貨をモチーフにした看板は、昭和25年の米子博覧会の際につくられたもの。一方店内はというと、文字どおり泣く子も黙るんだろうなと思えるくらい駄菓子に埋め尽くされたパラダイス空間が広がっています。

泣く子も騒ぐ!かもしれないが、騒ぐとおばちゃんに怒られる
この日は店主のお友達とおぼしきおばあちゃんたちもご来店。単に駄菓子屋というだけではなく、子どもから高齢者まで幅広い地域のコミュニティツールとしても重要な役割を果たしていそうな気配です。いずれにせよ、店主のキャラクターが重要なファクターであることは間違いないところ。

万札みたいな珍味を目当てに通う!わけないが、地域のコミュニティ拠点ではある
建物自体は明治初期の建築で、明り取りの天窓や箱階段など当時の町屋の趣をそのまま現代に伝えています。特徴的だったのは、片側下がりのカーブを描いた天井のある居室。いわゆる船底天井ならば、中央部が高く両端に向かって下がっているはずですが、なぜこうなっているのかは結局、謎というわけ。よく見ると、調度品の類も手の込んだものや小粋なものが適度に置いてあり、昭和初期の頃の暮らしの気配を感じさせる摩訶不思議異空間です。


すわ、タイムスリップか!などと慌てたりはしないが、確かに時が止まっている
そして裏庭がまた見どころ満載で、まずは正面におわしますは2mを超えようかという堂々たる「石」。しかもよく見ると真ん中に一直線の矢穴(石を割るときに楔を打ち込む穴)跡が…。この大きさでこのアトモスフェアだということは、米子城の石垣になり損ねた石なのではと考えられます。米子城ファンとしてはこたえられません。そのほかにも、現役で活躍する井戸、雨に当たると黒光りする狸(?)、目が爛々と輝く蛙などなど歴史を経てきた古物があちこちに。さながら下町歴史民俗博物館といったの様相を呈しています。


米子城の石だ!と個人的には思うが、ぜひこの謎を解明していただきたい
ちなみに10月8日(土)は、米子市観光協会主催「よなごの下町小路と町屋めぐり」

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