よねっと君が行く!かもしれない… -22ページ目

よねっと君が行く!かもしれない…

よねっと君が、地域のイチ押しなこと、おもしろそうなことなど
を随時、てきとーに発信するかもしれませんし、しないかもしれ
ません。よろくし。

4月8日、早朝のもやもや状態から一転して桜咲く春模様の中、恒例の米子城関連イベント「春の米子城下町がっつりウォーク!」が開催されました。発着地の山陰歴史館には、毎度のことながら定員の30人をはるかに超える約50人が集結。で、これもお約束の2班編成逆回りルートでスタートです。

 

2017 春の米子城下町がっつりウォーク!(2017.4.8) 2017 春の米子城下町がっつりウォーク!(2017.4.8)
山陰歴史館前

 

今回のウォークは、普段歩かないような小路、路地、よその敷地などを通過しながら、裏城下町も見てみようという内容です。一応、正方向回りに同行取材ということで、歴史館を出ると一路「中江藤樹碑」(山陰合同銀行米子支店隣り)へ。次に米子城の玄関口である「大手筋」(国道9号ファミリー前付近)、「大手門」(全日空ホテル前交差点のガソリンスタンドあたり)では、朝登ったにもかかわらずもう一度米子城天守に登りたいという衝動を抑えて、米子町総鎮守である「賀茂神社」へ。

 

2017 春の米子城下町がっつりウォーク!(2017.4.8) 2017 春の米子城下町がっつりウォーク!(2017.4.8)
中江藤樹碑&賀茂神社

 

次に行ったところがなんと、鳥大医学部の学校敷地内にある「村河直方彰忠碑」。明治維新前夜の不安定な社会情勢の中で暗殺されてしまった荒尾家の重臣村河直方の功績を顕彰するもので、なぜこんなところに…と思いきや、昔はここに村河家の屋敷があったからとのこと。まさにあたり一面が城下町モード。碑のそばにある桜が美しすぎる。

 

2017 春の米子城下町がっつりウォーク!(2017.4.8) 2017 春の米子城下町がっつりウォーク!(2017.4.8)
村河直方彰忠碑

 

医学部敷地を裏に抜けてすぐのところには赤い鳥居が燦然と輝く「元稲荷正一大明神」。そこの路地を抜けて行くと七夕神社としておなじみの「宇気河口神社」。そして桜満開の湊山公園では「潮止めの松」を経由して、米子市指定史跡である「青洞寺跡」ということになるわけですが、ここでも桜が美しく、解説に耳を傾けるも、気が散ることこの上なしです。

 

2017 春の米子城下町がっつりウォーク!(2017.4.8) 2017 春の米子城下町がっつりウォーク!(2017.4.8)
2017 春の米子城下町がっつりウォーク!(2017.4.8) 2017 春の米子城下町がっつりウォーク!(2017.4.8)
元稲荷正一大明神&宇気河口神社、そして米子市指定史跡「青洞寺跡」

ちょうど1年前、平成28年4月25日に文化庁の日本遺産に認定された「地蔵信仰が育んだ日本最大の大山牛馬市」(大山町、伯耆町、江府町、米子市) のストーリー。このストーリーを構成する文化財のうち米子市に関連するものは、大山道(尾高道)、旧加茂川の地蔵、大山おこわと大山そばの3つなのですが、ついにというか待望のというか、「米子・加茂川 地蔵さん巡り」マップがリリースされました。

 

日本遺産とは何かに始まって⇒ストーリーの概要⇒地蔵信仰とは⇒加茂川地蔵巡りの由来とそれぞれの地蔵紹介という構成。ポップな中にもきっちりとツボが押さえられていて、とても使いやすいA3三つ折りの携帯マップです。これからの季節、マップ片手に旧加茂川沿いを散策し、地域の歴史や霊峰大山さんに思いをはせてみるのもいいのでは。

 

米子・加茂川 地蔵さん巡りマップ


米子・加茂川 地蔵さん巡りマップ
↑ 画像をクリックすると拡大版にリンクします

 

 【参考】米子市ホームページより
「大山さんのおかげ」 ―「神坐います山」に生まれた「地蔵信仰」―

 大山の山頂に現れた万物を救う地蔵菩薩への信仰は、平安時代末以降に牛馬信仰を育み、牛馬のご加護を願う人々を大山寺に集めました。
 大山の裾野に自然に生まれた牛馬の市は、江戸時代には大山寺に庇護され、信仰に裏打ちされた全国唯一の「大山牛馬市」として隆盛を極め、明治時代には日本最大の牛馬市へと発展しました。
 西国諸国からの参詣者や牛馬を連れた商人などの往来でにぎわった「大山道」沿いには、今も往時を偲ぶ石畳道、かつての宿場の町並み、牛馬とともに暮らした生活の様子をとどめる農村の景観、独特の食文化、そして「大山の水」にまつわる行事や風習が伝わり、人々が日々「大山さんのおかげ」と感謝の念を捧げながら、大山を仰ぎ見る暮らしが息づいています。
 大山山麓地域の日本遺産ストーリーは、地域に多数ある歴史物語の中から、大山の水に端を発する大山信仰と大山道・大山牛馬市の歴史に光をあて、建造物や生活様式、食文化、民俗や風習などの地域に伝わる指定・未指定の文化財を構成文化財群として結んだものです。
 
 ストーリーを構成する文化財のうち、米子市に関連するものは次の3つです。

大山道(尾高道)
 中世の要衝であった尾高城と大山寺を結んだ古くからの参詣道。江戸時代には旧会見郡や米子城下の商人などが行き交う主要参詣道でした。

旧加茂川の地蔵
 江戸時代から旧加茂川沿いに設けられた地蔵札所や祠堂。地蔵信仰が大山の裾野まで行き渡っていたことを物語るものです。

大山おこわと大山そば
 大山参りの弁当として親しまれた大山おこわ。大山牛馬市の名物として親しまれた大山そば。いずれも大山山麓の伝統食です。

今年は桜の開花がずいぶん遅れ気味だったようで、春爛漫の好天絶好花見日和の時分には蕾~一部咲き程度という悲しい状況が続き、ようやく咲き始めて桜まつりも延長が決まり「ラッキー!」と小躍りしたとたんに、今度は天気が下り坂に向かうという不運。

 

朝靄の米子城跡 朝靄の米子城跡
四重櫓と天守台

 

そういえば元旦の「新年明けまして米子城2017」米子城天守で初日の出を拝む会も、大勢の参加者とともに絶大なる期待感に胸を膨らませていたのに、分厚い雲に日の出の瞬間を遮られてしまうという鈍いやり残し感。なかなかスカッとしきれないのが今年の傾向なのかもしれません。

 

朝靄の米子城跡 朝靄の米子城跡
天守台を中心に

 

そんな中、悪天候の隙間を縫うように、プチ晴れ間を狙い珍しく早起きをして城山に上がってみると、そこは一面、朝靄に煙る幽玄枯淡の世界。どうやら地上の水分の温度が高く気温が低いということらしい。せっかく花見気分でやってきたのに残念だなーと思いつつも、これはなかなか趣があるのでは…。

 

朝靄の米子城跡 朝靄の米子城跡
朝靄の米子城跡 朝靄の米子城跡
天守台を中心に

 

図らずも心洗われるような水墨画の世界に浸りつつ、薄々感づいてはいたものの鴉が多いのには改めて驚かされる。四重櫓の上にある忘れ石(通称)は、近所に生息する鴉たちの社交場にもなっているようです。

 

朝靄の米子城跡 朝靄の米子城跡
四重櫓(忘れ石)

4月6日は城の日。日本城郭協会が創立50周年記念事業として取組んでいた「続 日本100名城」の選定結果が、この日発表されました。10年前、協会40周年のときの「日本100名城」では、国史跡指定前の時期での選考ということもあってか選定に漏れたという苦い過去がある米子城なので、手放しでは喜べないものの、まあ、これを機にさらなる躍進を期待するところです。

 

米子城跡

 

さて、そんな時期だからこそ、この3月に策定された「史跡米子城跡保存活用計画」を眺めてみるのも面白いかもしれません。240ページにも及ぶ分厚い計画書ですが、一読すると米子城のすべてがわかるというバイブル的な冊子となっているので、市ホームページで興味ある部分を拾い読みするだけでも十分楽しめるというシロモノ。米子城ファンはもちろん、米子城ファンでない人も必見です。

 

史跡米子城跡保存活用計画書
↑ 画像をクリックすると米子市HPにリンクします 

 

<以下、市HPのリード文から抜粋> 

 米子市教育委員会では、地元市民やさまざまな分野の学識経験者で構成する「史跡米子城跡保存活用計画策定委員会」を設置し検討を重ね、このたび「史跡米子城跡保存活用計画」を策定しました。

 これは、国史跡である米子城跡の歴史的な価値を明確にするとともに、今後の保存、活用、整備等に向けての基本方針を示すものであり、併せて、米子城跡の現況、過去の調査や修繕工事等の記録、絵図や文献等史資料の紹介など、米子城に関する様々な情報をまとめた内容になっています。

 保存活用計画の対象範囲は、一般的に近世城郭の重要な構成要素といわれる内郭(三の丸、二の丸、本丸、内膳丸など内堀から内側の区域)を設定していますが、そうした中で当面は、病院や商業施設が建設されるなど開発が進んだ部分を除き、既に史跡指定地となっている城山部分の利活用及びそのための樹木管理、園路整備などの取組みを進めていく計画としています。

 併せて、米子城跡をできるだけ望ましい姿で保存し、後世に継承していくために、三の丸の中心部に位置する湊山球場敷地、海に面して築城された米子城の性格を物語る深浦、出山といった現在、都市公園「湊山公園」の一部として供用している箇所や、中世期に築かれた砦(とりで)に始まる米子城成立の歴史を物語る飯山、往時の米子城の城域の姿を物語る史跡であり現在、市史跡指定地である「清洞寺跡」については、国の史跡として追加指定を検討することとしています。

 今後は、国や県の史跡保存のための補助金なども活用しながら、史跡米子城跡を確実に保存・管理し、後世にしっかりと継承するとともに、より多くの人に米子城跡に来ていただき、その価値や魅力について理解を深めていただけるよう活用・整備を図っていきたいと考えています。

4月8日(土)10:00~12:00に開催される、米子城魅せる!プロジェクト 2017「春の米子城下町がっつりウォーク!」。文字どおり春爛漫の米子城下町をじっくりと巡るコースです。加茂川・中海遊覧「さくら船」などとセットで城下町界隈の歴史観光探訪をがっつり満喫できる仕組みになっているのがうれしいところです。

 

2017 春の米子城下町がっつりウォーク!(2017.4.8)
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  ◆日   時 : 平成29年4月8日(土)10:00~12:00
  ◆集合・解散 : 米子市立山陰歴史館
  ◆参 加 料 : 100円(資料代) 
    ※小雨決行
    ※参加申込み、お問い合わせは米子市教育委員会文化課へ
     電話:(0859)23-5438 FAX:(0859)23-5414