中学校生活が始まった。
俺が通う中学校は県立で、入試なんかはもちろん無かった。
まわりの小学校の4〜5校から色んなやつらがきて、今日から同じ学校で日々を過ごす。
卒業してから知った事だけど、俺の通ってた中学校は公立としては生徒数がかなり多かったらしい。
クラスは9クラスあった。
そして、ヤンキーという人種がかなり居た。
この時代にマジかって思うけど、氣志團みたいな格好してる同級生とかマジでいた。
女子も稀にロンスカとか居た。
今考えると本気でだせぇけど、当時はそんな奴らが怖かった。
そんな学校に入学した俺は1年3組に振り分けられた。
小学校時代の友達もいたけど、もちろんそんなに仲良くなかった。
どうにかして友達を作りたかったけど、人見知りもあり、なかなか話しかけれない。
それならば、何か部活に入ってそこのコミュニティに溶け込もうと思った。
なに部に入ろう?
俺は運動オンチだった。
ただ、それ以上に音楽とか美術とか文化的な才能の方がなかった。
バカな頭でいろいろ考えた結果、
去年、
日本中が日韓W杯で大盛り上がりした
サッカー部に入ることに決めた。
なんか、カッコいいし。
オフサイドすら知らなかったけど、サッカーに決めたんだ。
そうきめた俺は体操着に着替えてサッカー部の仮入部をしにいった。
そこには、同じクラスのヤツが1人だけいた。
児玉達也。
見るからににちびで痩せてて弱そうだった。
でもどこかベビーフェイスで人の良さそうなやつだった。
俺がじろじろみてるのに気づいたのか、達也から話しかけてきた。
「同じクラスだよね?おれ、タツヤ。
サッカーは習ってたわけじゃないんだけど、遊び程度でやってて…。米田はやってた?」
今思えばきっと達也も不安だったんだと思う。
俺は話しかけられたことが嬉しくて、
なんて返したか覚えてないけど、
こいつの事が友達として好きになった。
そして、ここから俺の冴えない人生ははじまっていった。
俺の人生はこいつへの劣等感が5割はある。
ちなみに、こいつとは未だに親友として付き合いは続いてるのだが。
俺の物語を語る上では切り離せない存在だ。