俺の名前は米田凌。
下の名前でも呼びやすい気はするんだけど、ヨネってみんなからは呼ばれてる。
そんな俺は小学校6年生のとき、
もう少しで卒業っていう時に、
何故だかいじめのターゲットになってしまった。
子供って残酷である。
いじめと言っても、トイレにいる時に水かけられたり、机に落書きされたりとか、そんな事は無かった。
単純に無視された。
これって結構つらい。
いまだにトラウマ。
たまーに思い出して、枕に向かって声にならない声を出しちゃったりする。
当時はきっと、最初はおもしろノリみたいなものだったんだろうけど、日常的に意識的に誰からも無視されるのって本当につらい。
でも、俺もいままでは周りの友達と一緒になって同じようなことを誰かに向けてやってたんだよね。
子供のいじめのターゲットはコロコロ変わるのだ。
自分がターゲットになるのは、今思えばしょうがない。防げなかった気がする。
でも、タイミング的にまさか小学校生活の最後の最後に俺にくるとは…。
これも今思えば、冴えないよなぁ。
そんな最悪の形で、俺の小学校生活は卒業を迎える。
そして、中学へと進むわけだが、
小学校の奴らのほとんどは同じ中学校へ進む。
そして他の小学校からも生徒は来る。
その上、ヤンキー色が強い中学校だったから、
元他校のやつには絶対になめられるわけにはいかなかった。
最初が肝心だ。
…なのに、おそらく最悪の形でスタートするだろうなぁ
と思っていたのを鮮明に覚えている。
仲間がいない状態からのスタートはきついのである。
はぁ。
4月なんて一生来るな。
そう思っていた。
でも、春休みはあっという間に終わり、明日から中学生だ。
俺は1人で学校に行く用意をして眠った。