通じるもんやね | y's diary あなたへとどけ

y's diary あなたへとどけ

野菜と昆虫とわたし時々熱帯魚時々犬時々旅行時々阪神タイガース
そして年中お酒年中漬け物時々宇治のう●こ

旅のつづき

 

ちょいと無謀ですが

車は高知県の西の端の足摺岬から

東の端の室戸岬へと目指します

 

大雨降りしきる室戸岬の最南端にある

第24番札所の最御崎寺(ほつみさきじ)さんへ到着

 

もちろん警報級の雨ですから

足摺岬の金剛福寺さん同様

 

ここ室戸岬でも靄っててずーっと先は見えません

 

 

気が付けば大雨やから

お遍路さんとも出会えへんし

室戸岬も見下ろせへん

 

ほんまに残念やわ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近所に…少し車を走らせると

25番札所の津照寺(しんしょうじ)さんって綺麗なお寺

 

竜宮城のような鐘楼

 

大雨の中

傘をさしてあの長い階段を今から登るんか?

 

と考えるとぞーっとします

 

 

 

 

17時半のチェックインに黄色信号が灯りだしたので少し巻いていきます

 

26番札所金剛頂寺(こんごうちょうじ)さん

 

 

 

 

そして本日最後のお寺さん

メインイベント急勾配の27番札所

 

難所の神峯寺(こうのみねじ)さん

 

 

【かつては険しい山道を登る難所だったそうですが今は車で登れるそうです

しかし本堂まで10分そして境内まで〈真っ縦〉といわれる急こう配の地獄坂を3分…境内に入ってから160段の石段】

と聞いていて覚悟をしていたのですが

 

すべてはここを潜ったとこから始まりました

 

車一台通れるかな?

みたいな細い山道を大雨の中ひたすら登ります

 

7合目あたり

「これ…対向車来たらどうしよ」

って考えながら必死のパッチで🚙走ってたら大雨煙るなか急に人影が…

 

傘もささず

カッパも着ずに

ズブ濡れの外国人が私に向かって親指を立てとる

 

これってまさか

ヒッチハイク???

 

見捨てるわけには行かんやろ

と車を停めて

 

助手席の窓を開けて

 

私「どないしたん!!」

外「●×△■☆」

私「あんたずぶ濡れやんか!とにかく乗り!!」

外「●×△■☆」

私「お寺さんまで乗せてったらええねやろ?」

外「●×△■☆」

私「早よ乗りぃ~や!大丈夫か?」

外「ありがとございます」

 

やっと通じたわ…

もう車の中がボトボトやんけ

 

それから坂がもっとすごなった

 

一度停まったらもう登られへんような坂

 

もし対向車が降りて来たら

その車は絶対バックできない坂

 

ということは

もしここで対向車が来たら私はバックで車の代れる所まで下りないとイケない坂

 

その前に登れるかな???

ってビビる坂

 

大雨でタイヤがスリップしよる

 

私「アカン!滑りよるやん!」

外「●×△■☆!」

私「すごい坂やな!」

外「●×△■☆!」

私「こんな坂 大雨の中アンタよう登ってきたな!」

外「●×△■☆!」

私「うぉぉぉぉぉ~アカンわ」

外「ウォォォォォ~」

 

通じたわ(*^^)v

 

どうにかこうにか無事に到着しました

 

納経所下までおくってあげて

「ありがとうございました」って片言の日本語でお礼を言っていただきました

 

見せていただきましたが

もうかなり88か所を周っておられて

彼の納経帳は立派なものでしたよ

 

身振り手振りで

「私の車に乗って一緒に降りましょう」

ってお誘いしたんですがそれは身振り手振りで

いいえ 結構です ありがとうございましたって私には伝わりました

 

ほんまに英語はよう喋らんから

 

「あんたの旅の結願祈るで

どうか気ぃ付けて旅を続けてや…お元気で」

とお別れを告げて私は宿のある高知市内へ山を降りました…対向車来たらどないしよ

 

と考えながら 笑

 

学校の時にちゃんと英語を勉強してたらよかったわ…ってプチ後悔(^^;)

 

四国別格二十巡礼にもエグい所はあったけど

神峯寺さんは№1やね

 

ホンマに次は車でよう来んわ…って坂

 

最近四国周りを考えてる娘に誘われたら…まさか

 

さて予定より少し遅れて18時にチェックイン

 

シャワーのあと

高知駅前に繰り出します

 

そして駅前のアケード街を徘徊

 

 

高知のカツオのたたきはやっぱりちゃうねぇ

 

最初に塩を頼んで次はポン酢

 

最後に3皿目に塩を頼んだら

店の大将が

「お客さんほんとにたたきが好きですね?」

って言ってました