3つ悪魔の誘惑 その1
前述のカラマーゾフの兄弟の大審問官の章で、悪魔がイエスに3つの誘惑をします。
神の子なら、これらの石をパンに変えてみてよ。っと悪魔が言った。
イエスは、人はパンだけで生きていくものじゃないよ。っと言った。
有名の言葉なんですが、こういった誘惑をする大人は今もいっぱいいます。
特に戦争中の食べ物がない時代から続く思想自分がまっとうだと信じる人達です。
いい学校行きなさい。から始まるものです。よい衣食住。物質的なものを第一優先なんです。
六本木ヒルズができた頃から、この流れは加速したんですが、
自分もその頃そのあたりに住んでいました。
おもしろいことに、あのあたりは、寺がいっぱいあったり、スピリチャルの指導者の事務所もたくさんあります。
かつてニューヨークが天使と悪魔が住む町といわれましたが、同じ現象なのかもしれません。
前に戻りますが、物質は重要なものですが、第一にするべきではないのではないでしょうか。
競争社会からくる差別、偏見などは、そこからきてると思います。
ドストエフスキーがまた読まれてる原因に、それが時代を超えたテーマなのかもしれません。
世の中表と裏があるように、ごちゃまぜな世界があるのをわかって、じゃあ自分はどうするの?って事です。
それが生きる目的にもかかわってくるので、大事です。
生きるモチベーションはいっぱい持ってる人の方が輝いてますが、お金関係は長続きしないですよ。