6月と言えば紫陽花

憂鬱な梅雨の時期を癒してくれる素敵なお花です😊

小さな花の集合体のようなフォルムと土の酸性度によって色合いが変化する特徴から、心惹かれる人も多いのではないでしょうか。

 

しかし、いざ描こうとすると難易度が高いのは言わずもがな。

↓出品作品の紫陽花です。描き進めるのに根気のいるお花でした😓

 

今回描く紫陽花イラストは、出品作品のようなリアル寄りではなく、どちらかと言えば私の創作花のひとつです(↓の画像)

ある程度リアルな紫陽花を期待されていた方には残念かもしれませんが、「こんなお花を描いてみたい」のヒントになれば良いかなと思います。

 

それではGO♪

 

  使用画材

今回使用する画材は、ホルベイン透明水彩の24色セットの色を抜粋しています。

 

 

あれば便利な白ペン。

 

水彩紙はヴィフアール水彩紙のポストカードサイズ荒目です。

 

STEP.1線画と水で下塗り

まずは線画を描きましょう。

今回は分かりやすいように線を濃くしましたが、実際描く時は自分が見て分かる程度の薄さのほうが、着色した後にきれいに見えます。

蝶が羽を広げるようなカタチです。🦋

後は水の流れで自然とカタチになるので、そんなにこだわらなくて大丈夫です。

描き終わったら、水筆で全体を濡らします。

これは好みなのですが、パーツを分けて塗りたい場合は、花弁の境界線ごとに着色を進めて下さい。ここでは花全体にウォッシュします。

STEP.2ウェットオンウェットを活用しよう

濡らした部分を黄み寄りの水色であるコンポーズブルーで塗っていきます。
色を置くだけで、濡らした部分へ自然に広がっていくので、あまり自分で筆を動かさず、水の流れに任せます。

次は、濃くしたい部分にコバルトブルーヒューを同じく置いていきます。

半乾きの状態で、花の中心にコバルトブルーヒューを濃いめに入れ、茎に向かって下へと色を引きます。

STEP.3花の中心を点描で描く

乾燥後、パーマネントグリーンライトで花の中心に小さな点描を描いていきます。

乾燥後、今度は白ペンで同じく点描を描きます。

乾燥後、薄めたコバルトブルーヒューを上から重ねます。

乾燥後、今度はプルシャンブルーを奥まった部分に塗り、遠近感を出します。

再び白ペンで花の中心に点描を描いて完成です。

先程、上からコバルトブルーヒューを重ねた時の下絵が良い感じになりました😊

お好みで、白を散らしてあげると輝いて見えます。

 

  今回のイラストを使用した作例

今回のイラストを活かした作例がこちら。

点描で楕円を描くだけでもより簡単に紫陽花が描けますが、今回のイラストのように蝶の羽のような囲い弁を描くことでゴージャスに見せることが出来ます。

 

何をどう描くかは個人によって好きか否か、合う合わないも勿論あります。

ただ、今回のイラストの描き方が少しでもお役に立てたなら嬉しいです。

 

それでは今回もご覧下さりありがとうございましたm(__)m