ダニエル・スミスはアメリカの絵具製造メーカーで、非常に高価ですが高品質な水彩絵具を製造していることで知られています。

 

ダニエルスミスの特徴として、大きく3つのシリーズが展開されています。

●天然鉱物を原料とし、独特な質感と表現が売りの【プリマテックシリーズ】

●自然界の光の揺らめきや移ろいを表現するのに適した、近年注目の偏光絵具(イリデッセンス)である【ルミネッセントシリーズ】

●鮮やかな発色に加え、耐光性、着色性、透明度、密度、粘度を最高水準まで極めた【エクストラファインシリーズ】

 

これら全266色という豊富な色の種類が、細かいディテールや鮮明な色彩表現を求めるアーティストにとって理想的な選択肢となっているブランドです。

 

ただ一つのネックが、先述した通り大変高価なこと。

ホルベイン透明水彩の4~5倍はします          ( ^ω^)・・・さらにミジェロ様より高い・・・

なので、長く検討したのですが、自分の画にとって本当に必要な色を少しずつ単色購入しようと決め、今回は色見本を注文数することにしました。

 

  ドットカードで試してみよう

ダニエル・スミスのドットカードが到着しました。

私が購入したのは、透明水彩266色とさらにガッシュ(不透明水彩)22色も楽しめる贅沢なドットカードです。

 

A4サイズに近い大きさで届きました。個体差はあるとは思いますが、平均して人差し指の爪くらいのたっぷりの絵具が乗っていて、F4サイズの作品を1~2作品は描けるのではないでしょうか。

彩度はミジェロよりはやや落ち着いていますが、画像上で見ても非常に鮮やかな事が分かります。黄色&赤は水に溶かしやすかったです。

紫系はやや溶けにくい印象でしたが、発色は大変綺麗です。

私の大好きな青系もキラキラとした鉱石カラーも多く、魅了されます✨

ここまで色数が多い茶系は見たことがありませんΣ(゚Д゚)

風景画や自然な絵を描かれる方には良いですね。

キラキラ✨

おまけ程度にしか考えていなかったガッシュが凄く綺麗で、心奪われました。にじみも美しいので透明水彩と併用しても良さそうです😊

 

  ダニエル・スミスで描きました

私がモチーフとしてよく採用する鯨で作例を描いてみました🐋

鯨の色味と質感が最高です✨

ミジェロの明るい鮮やかさも好きですが、ダニエル・スミスは荘厳な雰囲気を作ってくれますね😊

 

ドットカードにあれだけの種類がありながら、やはり選択する色は限られます。勿論、新しい出会いもたくさんあり、気に入った色も多いです。計算すると青系だけで軽く1万超えました( ^ω^)・・・

自分が最も描くモチーフで試してみることが一番良い方法かなと思います。

 

最初は他の方のレビューを見て色選びしようかと迷ったのですが、ドットカードを購入して自分で検討出来て本当に良かったです。

自分の目で実際色を見るとイメージが結構違いました。

 

 

 

 

それでは今回の記事が少しでも皆さんのお役に立てたなら幸いです。

今回もご覧下さりありがとうございましたm(__)m