ミューズさんの5種類の水彩紙のアソートパック。

ワトソン、ホワイトワトソン、ランプライト、ストーンヘンジアクアの細目&荒目と5種類の紙を試すことが出来るこちらのアソートパックですが、今回はストーンヘンジアクアの細目を使いたいと思います。

  ストーンヘンジアクア細目

非常に滑らかな塗り心地が自慢の水彩紙で、淡い色が美しく表現できることが売り句されている水彩紙です。

様々な水彩紙の使用経験がある方だと分かると思いますが、「細目」と聞くと、凹凸が目立たず微かにザラツキを覚える程度の水彩紙ですよね。

ストーンヘンジアクアの細目は、他の水彩紙と比べてもツルツルです。表面も非常に滑らかで、白色度も高いので譬えるならばケント紙を水彩紙化させたような感じです。

試し描き

 

鉛筆、色鉛筆のノリが非常に良かったです。線画が描きやすそう😊

粒子の細やかさが見えますが、支持体(紙)の凹凸は殆んど見えません

通常(あくまで私の加減)よりも水を少な目で絵具を置くと濃い発色が出来ますが、普段通りの水の量ですと確かに乾燥後はマイルドな表現になることが分かります。

サイジング(にじみ止め)に特徴があり、弾くわけではありませんが紙への浸透が遅いため、リズムを掴むのに最初は困惑しました。意外と初心者の方のほうが、ゆっくりと描けるのですぐに馴染めそうです。

浸透をサポートするためにまずは水で下塗りしてから塗ることをおすすめします。

 

重ね塗りも出来ますが、どうしても荒目よりは淡くなってしまいます。また、やり過ぎると野暮ったく見えてしまうので、やはりやさしいパステルカラー風で仕上げたい作品向きかなと感じました。

 

 

まとめ

細目でクセがあるような水彩紙に出会ったことが無かったので、今回のストーンヘンジアクア細目を使ってみて、その個性の強さに驚かされました。

鉛筆、色鉛筆、ペン画はスムーズに描けるのですが、水彩はハッキリと是非が分かれると思います。

白色度が高く、顔料が比較的鮮やかに見える点と凹凸が目立たない点ではイラスト系やそれに近い画風だと活かせるのではないでしょうか。

 

ちょっとお高めの高級水彩紙なのでアソートパックで試してからのほうが良いかも。

 

 

次の記事では「荒目」をご紹介します😊

それでは今回もご覧下さりありがとうございましたm(__)m