ミューズ様(https://twitter.com/muse_paper)のランプライト水彩紙の10周年を記念したプレゼントキャンペーンに応募したところ当選し、今年10月発売のA4サイズシートパック6種類を頂きました(∩´∀`)∩
今回は、その頂いたパックの中から、6種類が1枚ずつ入ったお試し用のアソートパックを使い、それぞれの水彩紙をレビューしていきたいと思います。
モチーフはランプライトに因み、「ランプ」を描いていきます。
上から順に使っていきますので、今回は「ワトソン水彩紙」から♪
ワトソン紙の由来
そもそもワトソン水彩紙はどのように開発されてのだろう、とまずはその水彩紙の成り立ちから調べてみました。
すると、ワトソン水彩紙は国産初の水彩紙ということが分かりました。それまで日本では水彩紙を輸入していたんですね💡
長い間愛されている歴史ある画材であることを知り、手にした紙に感慨深いものを感じました。
ワトソン水彩紙で描く
手に取ったワトソン紙の最初の印象としては、紙色が黄みが強めのクリーム色であることが目に留まります。暖色の配色やレトロ感を演出するのに使えそうだと思いました。
ブロック水彩紙以外は必ず行っている水張りを最初にし、乾燥を待っている間に図案の構想を練ります。
「国産初・・・」
ワトソン水彩紙の由来をエッセンスに加え、始まりに相応しい煌々とした炎を灯すランプを描いていきます。
線画は描きにくいということはありませんが、凹凸の個性が出ており、手応えが面白い。
ウェットインウェットのにじみの表現が美しいです。
直後であれば適度なリフティングも可能なので、紙面強度はホワイトワトソンよりも強いという印象を受けます。これは重ね塗りや描き込みをしたい場合には良いですね。
一方で乾きは速めなので、最初に水を布いて着彩していく画法が合っているかな(・・?
色のにじみは綺麗なのですが、そこまで自主的に色は広がっていかない感じで筆で上手く誘導してあげるほうが良いかもしれません(*やり過ぎると筆跡が残るので注意)。
色の定着は良いです。なのでリフティングは直後でないと厳しいかも。
筆で誘導し過ぎてムラになってしまった💦初見なのでご容赦くださいね😓
よく試し描きで技法だけ試す方法がありますが、出来れば1枚に絵を描くことをおすすめします。水彩紙の特性だけでなく、自分の画法と水彩紙、絵の具との相性も把握出来るので作例は大事です。
ワトソン水彩紙は長年愛されているというだけあって非常に描きやすい水彩紙でした。
初心者さんはホワイトワトソンよりも使いやすいかもしれません。
そんなホワイトワトソンのレビューは次回。
今回の記事が画材をご提供頂きましたミューズ様の一助と、皆さんのお役に立てれば幸いです😊
それまでは今回もご覧下さりありがとうございました。