アルバイト先で70歳のパソコン未経験のご婦人に仕事を教えています。
そりゃあ大変。電源の入れからからだから。
電源の落とし方、3回教えても覚えられないし。
「自分で見てわかるマニュアルを作りながら作業しましょう。まずはいちいち書いて」
「そのメモあとから見てわかる?手順には番号をふって順に書いて。そしたら飛ばさないでしょ」
「自分で書いたマニュアル通りにやって、できなかったら不足なところ書き足して。使えるマニュアルしていくのよ」
「これ見てできる?次に見てわからないメモは意味がないのよ」
今最低限必要なことのみに特化して、それが1人でできるように、スパルタ指導です。
今はまず最低限を覚えてもらい、自信がついたら次のステップに進むのだ。
我ながらなかなか厳しいので、やめちまわないかな?と不安になりつつ、でも甘やかすとちっともできるようにならない人だと思うので、バリバリやっています。
だんだん、マニュアル見ながらですが、ひとりでできることが増えてきました。
もうひとり、別日に彼女とお仕事してるマダムはとっても優しい。
私の日に疲弊し、マダムの日は癒しらしい。
ごめんなさいねーと思っていました。
ずっと様子を見ていた社長が
「彼女、まるちゃんと一緒じゃないと仕事できるようにならないわ、よろしくね」と。
「本当は学歴もあってちゃんと仕事をしていた人なのに、今の彼女は自信がないし、今を楽しんでいない。子離れもできてない。このままじゃ娘さんも将来困ることになるわ。あの人がここに来たからには、今の自分に自信を持って子離れして世界を広げてほしいのよ。なんとかしてあげたいの」
「そういう意味でまるちゃんの厳しさは愛よね」
と言い出した。
そうか、元気な75歳から見たら70歳はまだ可能性がある人なんだな。
私はただ1日も早く仕事覚えて私を解放してほしいだけなんだけどね。
私の目的と社長の想いは全然違うけど、今やるべきことはやはり、きちんと仕事をしてもらうことだわ。
三月の独り立ち目指し、あとひと頑張りだわ。