シファ、守って! | モデラー推理・SF作家米田淳一の公式サイト・なければ作ればいいじゃん

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101105シファ見返り_image3 posted by (C)YONEDEN

 シファの図版。戦艦シファリアスとして書いてきたけど、細かいところの作り込みにあまさがあったので、調整。まだまだ調整は必要。



 尖閣ビデオの事件、なぜこうなったのか、どうすればこうならなかったのかを考える。


 やっぱりツイートしたように、もう戦線が崩壊し、各員がそれぞれの持場の仲間と家族を守ることしかできないモードに入ったということなんだと思う。

 つまり、当事者能力のなかった政府が、崩壊しつつあったのが、ついに決壊した、そういうこと。



 守秘義務違反の懲役最高1年と引換にしてもいいから、くだらないビデオ騒ぎを決着させ、くだらない圧力をかけてくる中国政府に生き死にかかる状態になった仲間を守ろうとしたのだろう。


 持場を守らないともう国家の中心どころか、日本という共同体の中核まで侵略されてしまう。

 しかし、国家としての日本はもはや機能を停止しつつある。


 那覇地検は地検としての仕事をしないで国益なんて分に余る勝手な判断をした。全く呆れるしかない。

 かといって内閣はどうしていいかわからないまま、思いつきで対策会議ばかり作り、小さな政府を目指した改革の文脈をおもいつきで左右し、責任も権限もバラバラにし、統率も指揮もできない状態となった。

 野党各党もそれぞれここに至る文脈としての政局を導いた責任があり、前科がある。

 もう政治にも何も期待できない。閣僚もスタンドプレーで食い違い、不一致ばかりしているなか、全く時代のリテラシーもない状態。官房長官を始め、このYoutubeへの漏洩+ソーシャルメディアでの拡散という事態を想定していなかった無策が見苦しく、またそれを利用しようとした何者かの浅はかさにも悲しくなる。


 小さな政府と一緒に行うはずだった地方分権もなし崩しで矛盾だらけのまま棚上になりつつある。

 そして公安部の警備情報漏洩、警察の不祥事に行きつきかけたジャーナリストの不審死、弁護士一人守れない警察の能力低下。

 特に法律関係の腐食ぶりは眼を覆いたくなる。取調べ可視化もなくなり、代用監獄問題も解決しない。これは遠因で普天間問題とも日米地位協定ともつながっている。

 冤罪だらけの犯罪捜査。これじゃ推理小説だって書けない。調書を調べて作らずに作文する検事、そして巨悪というマスコミ・ポピュリズムの虚像を追いかけると言ってはばからない言いがかり機関と化した検察特捜部。

 そして莫大な警察利権と、その背後にある世代間対立。

 若者がこれだけ苦労しているのに、苦労をしてきたんだからと一部の老人だけが悠々自適と贅沢をし、その他の老人はみな不安に陥ってお金を使えないデフレスパイラルで、そのなかで若者も賃金と労働環境の悪化に陥っている。

 もう中国やロシア、韓国は、領土問題という碁でいうコウを取りに来ただけで、それだけ日本政府が手を損している失態が目に付くばかり。

 こうなると、もう「sengoku38」GJ!なんて言えない、悲惨な現状が見えてくる。


 政府なんか見限られて当然だ。潰れてしまえ、直ちに、今すぐ、というほどの硬直化と腐食ぶりである。

 政府の中にも有能な人々は何人もいる。だが、硬直と腐食により、その有能さが発揮されていない。

 彼らは有能であるが故に、この硬直と腐食の体制の中で、じっとこらえている。

 怒ることも、愛想が尽きたということもなく、ただこらえている。


 彼らを解き放ち、真価を発揮させない限り、国家どころか日本は民族としての危機に陥る。

 その危機が目前となったから、告発が行われたのだろう。

 その告発すら不正と疑惑隠しに使われる。末期症状もいいところだ。


 唯一、出口はもう自浄作用、自己改革にに期待することではなく、何らかの外的要因によってご破算にしてしまうしかない。

 組織改革をしなければという組織は、基本的にもう改革の出来ない腐食した組織なのだ。

 本当に改革の出来る組織は、一つ一つの問題から学び、自己を改革する。だから組織なのだ。

 それがもう出来ない以上、もう日本国内でさえこの体たらく、またしても外圧で変わるしかないだろう。

 無邪気な独自防衛だの従属からの脱出だの、脱官僚だのという言葉の結果がこれだ。

 本質に立脚しない言葉だけ選考のChangeの結果がこれだ。私も含めて、もうならやってみろと東条に政権を任せた当時の如くの結果の苦しみを覚悟せねばならない事態だろう。


 ただ、国家が滅びても、民族も、共同体も残せると考え、国家の崩壊から逃げるのでなく、国家がクラッシュしても、その中で負けない気持ちとしたたかさで、改革なんてものよりも大変だが、復興させる気概しかないだろう。

 それだってギャンブルだが、そんな運否天賦にかけるしかない状況に陥っている。その危機感を持つ時だ。

 責任者を探し、犯人を探したところで、問題は残り続けるのだ。解決には、強い意志と覚悟がいる。

 もう反中国だのといった甘い状態ではない。もう日本国家崩壊がまた進んだのだ。


 考えれば考えるほど絶望的だが、運否天賦だけは残っている。もうそれに託すしかない。

 そんな戦線崩壊の瞬間が、今なのだ。


 運否天賦だからこそ、持場を、仲間を、家族を守り、そして祈るしかないだろう。




 今日ここに載せたシファの図版には、密かにそんな気持ちを込めた。拙い図版だが、命を込めた。

 これまで37年間の幸運を運んでくれた宝艦、戦艦シファにすがる気持ちである。



 いつも不条理の世だった。

 そしてこれからも不条理だろう。

 だが、不条理を肯定して、それを適用しては生きていけない。



 絶望の中、運否天賦になったが、闘志を今失ってはいけない。

 私自身、そう自分に言い聞かせないと、絶望に落ちるしかない状態。
 

 私は、崩壊する日本という国家の悲劇に酔う気はない。

 今こそ、なんども復興してきた日本人というまとまりの勇気と強い気持ちを信じて、堪える時なのだと思う。


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 今少しの勇気を、亡き先輩からお借りして。


 国が滅びても、心、魂は不滅と信じて。