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 36年目に突入です。



 さらに全開で行きます。 



 とりあえず昨日の作品。





 映画「サマー・ウォーズ」が気になっているんだけど(以下参照)、




 ご存じの通り、97年11月の「プリンセス・プラスティック」講談社版(後に「ナウト・ナウト」と改題して発表)でこういう世界を書いているんです。

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 正直、クヤシイところもなくはない。

 だけど、私は私でまだ主張できる部分もあると思う。


SAIS - プリンセス・プラスティック管理用用語集(β版) - livedoor Wiki(ウィキ)
 ここに90年代に書いたテキストがあります。




なぜSAISのRooms上のイメージが森でなくてはならないのか。


 たとえばSAISにアクセスして警視庁電子犯罪課A班に所属する服部涼子の2142年10月1日の業務日誌を読むとしよう。

 DOS形式で記述すると、以下のようになる。

 SAIS ¥ 日本国 ¥ 政府 ¥ 行政情報
 ¥ 総理府 ¥ 新淡路警視庁 ¥ 電子警備局 ¥ 電子犯罪部 ¥ 電子犯罪課 ¥ 機動調査係
 ¥ A班 ¥ 服部涼子 ¥ 端末1 ¥ 業務公開ファイル ¥ 自動作成ファイル
 ¥ 業務日誌 ¥ 2142年 ¥ 10月 ¥ 1日

 ”¥”毎に一つ階層が拡張される。SAISを使って服部涼子の日誌にたどり着くにはSAISという1本の太い幹から始まって涼子の日誌という葉にたどり着くまで16階層、つまり16回枝分か れせねばならないことを示している。
 しかし、わずか16回の選択だけで必ず望みの情報にたどり着けるようになっていると言い換えることが出来る。
 なぜなら16回の選択それぞれが20近い選択肢を持っているので、このSAISの持っている情報はつまり20の16乗、65456かける10の16乗倍、約654560000000000000000個のファイル、約65456京個の膨大なファイルの海の中から15回の選択で必ず望みのファイルを取り出せるようになっているのである。

 20ずつ頂上の葉までに16回枝分かれしていく幹、その根幹がSAISという1本の世界樹であり、約65456京枚のその頂上についた葉がSAIS上の個々のファイルである。
 普通はその世樹の根本のSAISや日本国、政府といった高次の段階はRooms上では無視される。
 つまりSAISはSAISという世界樹が地面に半分埋まった状態でRooms上に表示される。それゆえにRooms上ではSAISは一本の根につながっている森として表示されるのである。
 もしこの15回の枝分かれの緻密な構造が破壊されたら、望みのファイルを探し出すことは宝くじが当たるよりもはるかに困難なことになる。

 ラッティが仕掛けたのはこの15回の分岐構造を破壊し段階(省庁によってはさらに細分化される)の秩序を持って配置されているファイルを秩序無くバラバラにぶちまけることであった。
 それを防ぐのが建部の仕事である。この考え方から建部たちは自分たち警視庁のハッカーたちを世界樹を守るレンジャーだと表現する。

 秩序が破壊されると枝(階層)とその先についた葉(ファイル)は粉々に砕け散り、緑色に煌めくようになってサイバースペース内を漂う。

 その霧を魔法(サルベージプログラム)を使って再び枝に戻すのが建部の同僚、電子犯罪課管理係の仕事である。時には建部もその作業に関わることがあるが、常にその状況を見守っているのは電子罪課管理係の下のハッカーたちである。



 このころはまだインターネットもなかったもの。DOSで考えてたし、ニフティぐらいしかなかった。

 


 と言うわけでパース書き。







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exzip網とexzipツリー

 22世紀の通信網。21世紀現在のインターネットを構成しているとIPv4、その次のIPv6をさらに拡張し、ほぼ無制限のアドレス空間を可能にしたexzipアドレスシステムを採用している。
 
 それにより、個人の通信端末から八百屋で売るキュウリの束まですべてID(exzipコード)を付与して管理することが可能になり、なおかつ読みとりには電波だけでなく量子空間干渉までも使用可能で、買い物にレジに並ぶ必要もなくなり、また鉄道などの改札も意味が無くなり廃止されることとなった。
 
 また、医療にも応用され、患者の個人情報だけでなく、患者の臓器にもexzipを付与し、さらには病巣部にもアドレスを付与してその削除の実行としての手術まで可能にした。

 軍事技術でもアドレス付与はすすみ、交戦時の敵味方識別もこのexzipを使うことになっている。
 
 exzipのアドレス空間の拡張はほぼ無制限なので、22世紀では全くアドレス付与が追いつかないが、遙か彼方にはすべての世界を本当に情報化する「exzipストリーム計画」が情報網拡張に関する会議の開催地にちなんでモガディシオ議定書として実施スケジュールが定められ(この時代のソマリアは平和になっている)、各国対応に追われている。
 
 そのアドレス空間の管理に使われているのがexzipツリーというビューで、本来個人用に作られた新世代OSのデスクトップの代わりのルームと呼ばれる没入空間を連結し、広大な空間として表示するものである。

 中央のツリーは空間管理に使われているシステム表示で、管理母体として欧州・ロシア・アメリカ・日本などそれぞれがツリーとなっていて、日本の場合はSAISと呼ばれている。

 ツリー表示されているが、これは便宜的な表示であり、意味空間としての連係はウェブ状の構造を使っている。

 ツリーとしての表示はそのウェブ構造同士を連係させている上での管理責任者権限をあらわすものでしかない。
 







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