『080127HyperRooms』
HyperRoomsという未来インターフェースをデフォ２佐が使うの図。
電脳コイルっぽいけど、この発想は８０年代にすでにありました。
ただ、マルチディスプレイを超えて、マルチスペースとなり、表示する画面はホログラフィによっていくつでも作られて、それを指先のドラッグアンドドロップで体の回りに自由自在に移動できる。
インターフェースは両用脳磁計、脳内磁場を検知するセンサーを入出力双方に使うということにしていた。
これだと視神経に磁気刺激を送ることでディスプレイ表示をホログラフィなしに表示できるし、ゴーグルなどを使わなくていい。
表示は視野にインポーズされるし、しかも磁気なので中止も簡単で、脳に手術をしなくてすむ。
操作は脳磁計として脳内磁場から読みとる。
だから思ったことをそのままテキスト化したり、データ化できる。
でも手でホログラフィにふれるというワンクッションを置くことで、操作のレベルを切り分け、誤動作を低減するようになっている。
図の手元のディスプレイにはレガシーキーボードや、タッチパネルなど自在にインターフェースを作れる。この操作系にも表示系にもディスプレイをそれぞれあてがうのは今のNintendoDSと同じであるが、私としてはごく自然に考えていた。ただ、実現するのがまさかこんなにすぐだとは思わなかった。
図のデフォ２佐の肩にはデスクトップミスフィというホログラフィが浮かんでいる。
これはミスフィを模したアシスタントシステムで、Windowsのスタートボタンのような、触れることでシステムの一番基本的なキューを制御できるインターフェースでもあり、またオブジェクトの検索や整列を意味単位で行うことのできるシステム。
スキンがたまたまミスフィであるだけで、ほかの形にも出来る。
ちなみにディスプレイに映っている表示は、現在の私のPCの画面である。エミュレーター技術が進んでいるので、未来のＰＣではなくなったＰＣともいうべき携帯端末では遙か昔のＯＳのソフトも動かせる。MacＯＳもWindowsも、BeOSやB-TRONも動くし、そういったレガシーシステムの情報資産を容易に使える。
両用脳磁計は極限まで小型化され、磁場検知だった時代を経て、最終的にはNexzipという超弦物理の座標系にアクセスして制御と検知を行うようになり、もはや装置としては２０世紀のイヤホンよりも小さい。
だが、脳内磁場を使っていた時期、厚生省と経済省などの官と、医療機器や電器大手などの実用化を急ぐ人々のためにDOCSという、この操作系を使った没入型ウェブ空間での事故が起きた。
そのDOCS事件を調べたのが後にシファを作ることになる近江という若きエンジニアと御門という医学生で、その調べ上げた症例論文にあるＴ君とは建部敦、のちに警視庁電子犯罪課に巡査補で採用され、警部から警視へと進んでいくたたきあげの情報犯罪捜査のエキスパートである。
という話が私の書いている話、プリンセス・プラスティックなんです。
第１話はエスコート・エンジェルということですが、いまは
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ほんと、技術の進歩ってのはすごくて、アメノミナカ世界観も物理屋さんが『情報化世界』ではなく『情報世界』として世界の全ては情報であり、その上でシミュレートされるように物理現象が起きているなんて言う論文を発表したりしているし、NintendoDSとか携帯電話とか、私が８０・９０年代に当時のサイバーSFに違和感を持ちながら書いていたこのプリンセス・プラスティック世界が２１世紀初めには携帯電話とかノートパソコンとかですこしずつできかけているのにも、感慨を抱いてしまいます。
でも、私としては、基本的にプリンセス・プラスティック世界観の拡充という人生の目標であり、夢であるものについて、どんなに驚かされるような発見があっても、それにすぐに飛びつかず極論に走らず、ベーシックな仏教とかの世界観を咀嚼し、再構成することで描いていこうと思っています。
縁は切れたんですが、それでもハヤカワを嫌いになりきれないので、リンクしておきます。
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もう印税はもらってしまったし、これからこのハヤカワが出版した５冊が売れても私にはお金は入ってこないんですが、まだ在庫があるようなので、よろしく。アフィリエイト収入はすこしはいってくるかも知れませんが、ハヤカワから版権を引き上げたのでこの５冊はすでに絶版です。
ご興味がいただければwebでデータ（テキストデータ）を販売しているので、そちらもよろしく。これは私に収入が入ります。ありがたいことです。
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いずれすこしずつデフォ２佐とかシファとかミスフィをShadeでつくっているのと、ドローイングがあるので、絵入りのhtml形式でさらに読みやすくしたバージョンになおして、さらに今後も公開していくつもりです。