デラバス・ギャラン型ランドシップ   その7 | よねブロ

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ヤフブロからの引越しです。

今週のデラバス・ギャラン

今回はちょっと長いです。

 

 

今回は砲塔などのパーツの複製です。

底面が平らなパーツは片面取りが手軽です。

プラ板で適当な枠を組んでシリコーンを流し込んでいきます。

 

ちなみに半導体とかでいうsilliconと有機化合物が混ざったsilliconeは別物。

今回のような模型で扱うゴム状の物はシリコンではなくシリコーンが正解です。

 

昔使ったウェーブ製シリコーンの残りは勝手に硬化してました。

 

そうなのです。

シリコーンの硬化剤は実は硬化促進剤であって、シリコーンは空気中の水分で自然硬化するんです。

 

 

さらに、少しだけ残ってたクレオスのシリコーン(旭化成ワッカ)を使ったら、これまた混ぜてる途中で硬化し気泡だらけで失敗。

 

 

仕方なく信越の新品を使いました。

 

シリコーンも以前に比べて値段が上がってるんですが、以前は安さが売りだったウェーブの製品が信越とあまり変わらなくなったので、今回は信越を買いました。

 

 

 

左がクレオス、右が信越

 

硬さが全然違うので用途に応じて使い分けるのがベターかな

クレオスは生のコンニャクぐらいの柔らかさで、信越は消しゴムぐらいの硬さ

何度も複製するなら信越の方が耐久力はありそうです。

 

 

 

 

 

レジンの微細気泡を防ぐため私は圧力鍋に自転車用の空気入れで空気を入れて加圧する方法を使っています。

 

微細気泡はレジン中の水分が硬化熱で発泡するのが原因です。

いわゆる真空脱泡は真空にすることで沸騰させて気泡を追い出すのに対して、加圧法は圧をかけて気泡の発生自体を押さえ込むものです。

 

具体的にはレジンを流し込んだら、素早く鍋の蓋をして硬化が始まる前にひたすら空気入れで空気を送り込みます。

 

今回のサイズだと約40回ぐらい空気入れでシュコシュコやる必要があります。

 

立ち上がるの面倒だしタイムロスになるので、私は座ったまま空気入れを横にしてブルワーカーのように腕でやってます。

 

 

 

 

 

 

 

連装機銃が一隻分で10基いるので、とりあえず10セット抜きました。

 

40レップ×10セット

大胸筋と上腕三頭筋、三角筋あたりがいい感じです。

 

 

 

 

片面取りの宿命で底面を平らに削らなきゃならない

たくさんいるパーツは、これで原型の数を増やし船体を複製する時に一緒に埋めます。

足の横の三角のパーツなんて二隻分で64個必要ですから・・・