コロナが猛威を振るっている期間、いつくかの死と向き合わなくてはならなかった。
父親と叔父と叔母。
癌や持病で弱っていた3人をコロナは呆気なく連れて行ってしまった。
とても寂しい最後だったと思う。
送る側も送られる側も。
大変だったという記憶と心に穴が空いたような寂しい気持ちだけ残っている。
生きていてくれるだけで、安心していられたんだ、と今分かる。
もう二度と会えないという、途方もない寂しさや心細さ。
最後の最後。
本当の最後。
どんなに長い時間、待っていても
この広い世界のどこを探しても
もう、どこにもいない。
眠れない夜や何かに打ちのめされた時
すごく会いたいと思うけれど
いつか神様が迎えに来るその時まで
前を向いて生きようと思う。