ついに手に入れました!ブロードウェイの歌姫、Heather Headleyのアルバム、Audience of One。彼女がおそらく最も油ののった30代、2009年リリースで、全曲ゴスペルの名盤です。これ、CDは廃盤になっておりましたが、上物中古を発掘できました。広島のディーラー、グルーヴィンさんに感謝です。

1曲目、Simply Redeemedを聴いた瞬間、そのやさしい歌声に、ひき込まれます。I am a christian、で始まる歌詞から、ど演歌ならぬ、どゴスペルだとわかるほど、Heatherのヴォイスは言語明瞭。そして、ミュージカルで鍛えられた、のびやかで感情ゆたかな歌いまわしが、非常に心地よいのです。

 

3曲目、Heatherのオリジナル、I  Wish、これが、またすこぶる良い。ピアノとの歌いだしからして、俗世を洗い流してくれるような声。教会にいくわけではないけれど、日曜の朝にピッタリです。


そして、4曲目、Jesus Is Love。デュエットでフューチャーされたゴスペル歌手、Smokie Norfulが、いい味だしてます。この曲、なんと、大御所、Lionel Richieの曲。(思わずラッチー君と呼ばれていた後輩の顔を思い出す、笑)

 

さらに感動の6曲目、Running Back to You。とても悲しくて、ドラマチックで、火曜サスペンス劇場のよう。罪を背負った人々が、主、イエスに導かれて立ち直ってくような、勝手な解釈をしております。

 

アメリカは国民の大半がキリスト教で、熱心な信者が多いようです。有名どころのアーティストも含め、教会音楽が広く受け入れられていることに、あらためて気付かされます。