今日予定していた札幌行きは泣く泣くキャンセルするも、休暇はそのまま実行。なので、普段土日だと込み合っている洗車やら床屋など、溜まっていた雑用を粛々とこなし、意外と充実した休暇となりました。

 

都内から近所に引越してきた次男坊が、今日は在宅というので、たこ焼きの差し入れを持って立ち寄ると、なんと昼寝している。優雅というか気楽というか、ちょっと心配になります。馬車馬のように働き、終電で帰宅する日々の小生世代とは、あまりに違う。聞けば、出勤の際は、それこそ全集中で仕事をこなすので、その分在宅の時はメールチェック程度で大丈夫だとのこと。もちろん、飲んだくれることもなく、赤ん坊の世話もきっちりとやる。まさにニューノーマルな生活スタイルに感心。

 

さて、いつものごとくAmazonマーケットプレイスでオーダーしていたCDが、かのコロナ真っ盛りのヨーロッパはオーストリアから届く。きっちり予定の2週間目にポストに入ってましたよ。国際物流はけしてコロナに負けていない。ネットの時代でも、おじさんは物にこだわるのだ。

 

 

 

このイタリアのジャズピアニスト、Andrea Beneventano(アンドレア・ベネベンターノ)のデビューアルバムが、なかなかの傑作なんです。アルバムタイトルのTrinacriaとは、イタリア語で三つの岬のある島、すなわちシチリア島を意味するそうです。1曲目、I Remember Youの軽快なタッチが、まさに地中海の真っ青な空と海を感じさせる心地よさ。2003年リリースでローマでの録音ですが、ピアノのエッジが立っているというか、音が前にでていて、ベースとトラムとのバランスもよく聞きやすい。

 

2曲目Lua Brancaから、He Was Great、アルバムタイトル曲のTrinacriaへと続く前半は、Andreaのオリジナルで、どれもイタリアングルーヴなノリでよし。そして、小生一押しは、6曲目スタンダートのSoul Eyes、前半とうってかわって、泣きのブルースというか、切なさ溢れるメロディとタッチ。ハードボイルドな探偵BARの雰囲気に浸れます。