久しぶりにシイタケ栽培を始めた
木の中からこの様なものが出てくるなんて
なんとも不思議だ
木の中から顔を出したシイタケは古い記憶も連れて来た…
今から30年ほど昔
三陸海岸に近い宮古のシイタケ農家に泊めて頂いたことがあった
裏山にある沢山のシイタケの原木が並べられているのを見学させてもらった
6畳が二間と土間のある程の質素な暮らしをされている農家だったが
とても温かく私を迎えてくれた
三陸海岸を走る列車の窓から
大船渡の夜空に花火が光るのが見えた
花火は漆黒の海に吸い込まれて
やがて稲光に変わっていった
シイタケを見るたびに
優しい宮古の農家の佇まいとセットで
大船渡の花火を思い出す
***
落ち葉を積むと熟成がすすみ
やがてとても良い腐葉土が出来る
私も熟成した記憶を積み重ね
いつか良い土になれるかも知れない






