クラウドの話~インターネット編
オンラインストレージの話を書いた際に「クラウド」とは違うのかという質問を受けました。
そもそも「クラウド」って話には聞くけれどなんやねん? となりますがこれは略語で正確にはクラウドコンピューティング(英: cloud computing)といいます。クラウド・コンピューティングについての概略的説明は日本語版Wikipedia
でもされておりますがここではより具体的に説明してみましょう。
「クラウド」というのは英語の「雲(Cloud)」から来ておりインターネット上の様々なサービスや機能を雲の中にあるかのように利用者が扱える事を意味しています。これでも分かり難い?ごもっとも。ではもっと別の例え方をしてみましょう。
貴方が使っているパソコンを流しの料理人、ソフトウェアを包丁や調理器具、データを食材だとしましょう。この料理人がお客さんに頼まれて料理を作りにお家まで伺います、が彼は包丁は勿論材料も持って行きません。現場に持っていくのは携帯電話のみです。ではどうやって料理をつくるのか? 料理人はお客さんの家に着くと携帯電話で裏方チームに電話をします「○○と××を持ってお客さんの家に来るように」そうやってしばらくすると裏方チームが包丁や調理器具(ソフトウェア)と食材(データ)をパパッと持ってきてくれます。これらを使って料理人はお客さんの要望に答えて存分に腕を振るいます。何となく掴めましたでしょうか? 料理人が呼んだ裏方チームこそが「クラウド」なのです。
「クラウド」は利用者からしてみれば呼べばすぐ飛んでくる万能執事、コンシェルジュのような物でもあります。利用するにはインターネットに接続できる回線(光やADSL、携帯電話や無線LANなど)とパソコンやスマートフォンがあればよく大変な思いをしてデータや高価なソフトウェアを持ち運ぶこともありません。ひと仕事を終えてデータを保存するのも「クラウド」を利用していれば「インターネット上のオンラインストレージ」に自動で保存してくれます。このデータは許可された人だけがインターネットを介して何時でも何処でも好きな時にデータを引き出して仕事を続けられるようになります。万が一パソコンが壊れてしまってもスペア(予備のデータ)が「オンラインストレージ」に自動で保存されているのですぐに仕事が始められます。また、インターネット上にあるソフトウェアを仕事に参加している人達で共有して使えば高いソフトウェアを個人で揃える必要もなくなります。これが「クラウド」というサービスの仕組みなのです。比較的有名な「クラウド」サービスには「Dropbox(ドロップボックス)」や「Evernote(エバーノート)」といったサービスがあります。また「オンラインストレージ」の延長線上だけれど複数の人が同じソフトを共有できる「クラウド」風サービスとしてはマイクロソフト社が無償で提供している「SkyDrive」もこの仲間に入るでしょう。
パソコン用語集その1~インターネット、サービス編
ここでは、普段なんとなーく使っている、耳にするけれど今一つ分からないそんなパソコン用語について「勝手に」解説してしまおうというコラムです。何てありがた迷惑なんでしょう(苦笑)。なお、このコラムは不定期更新になると思います。ある日記事の内容が大きく変わっていたりすることもありますのでご注意を。
URL(url/ゆーあーるえる)英:Uniform Resource Locator(ユニフォームリソースロケータ)
URLとはインターネット上の「住所」を意味する単語です。それって「アドレス」の事なんじゃないの?という方、この言い方は日本国内限定とも言うべき言い方で言うなれば「和製英語」にあたります。インターネットが本格的に普及し始めた時に「インターネット上の住所」という意味で「URL」という言葉が紹介された際、語感の分かり難さから英語の住所を意味する「アドレス(address)」という呼び方が言わば俗称のようにして普及、定着してしまったものなのです。 ですので、外国の方に「アドレス(address)」と伝えても意味は通じません。最近ではテレビなどでも番組のホームページを紹介する際には「URL」と正式な呼び方で呼ばれることが多くなっておりアドレス(address)という呼び方は使われなくなりつつあります。また「メールアドレス(mail address)」と誤解されることもあるため電子メールなど相手にその場ですぐに確認が取れない状況に置いて使う事はいらぬトラブルの元となりえますのでやめた方がいいでしょう。
オンラインストレージ(英:Online file storage serviceとも)
オンラインストレージとはインターネット上に設置された無料・有料で個人に貸し与えられる「貸し倉庫」といった物です。基本的に登録制(多くは無料)でユーザー(あなたの事です)毎に鍵替わりのパスワードが与えられます。電子メールに添付したファイルや写真が大きすぎて送れない、送った先でファイル自体のサイズが大きすぎて苦情が出たといった覚えがある人、そんな人には「オンラインストレージ」はお勧めできます。日本語対応のサービスも多く、基本的には無料で利用できますが「無料」で利用できる場合には「保管期限」や「貸し倉庫」の容積が制限されている場合もあります。
レンダリングエンジン(英:rendering engine)
レンダリングエンジンとは WEBブラウザ、画像編集ソフト、OS、音楽作成・編集ソフトなど凡そ殆どのソフトウェアには内蔵されている機能です。簡単に言うとデータを元にして画像・映像・音声などを生成するプログラムの事です。何?これでは分かり難い? それならば料理で例えてみましょう。貴方は初めての料理をつくる際にレシピを見て作ると思いますがこのレシピが「データ」です。レシピを見て料理を作る貴方(人)が「レンダリングエンジン」になります。そして出来上がった料理が「生成物」になります。「レンダリングエンジン」には例えWEBブラウザ用の物であっても様々な種類がありそれぞれ同じ「データ」を読み込んでも「レンダリングエンジン」によっては出てきた「生成物」の姿や性質が少しずつ変わってしまうこともあります。先程の料理の例で例えれば料理をつくる人の味の好みが薄味好きか濃い味が好き、辛めが好きか甘い味付けが好きなのかによって同じレシピを使った料理であっても最終的な料理の味が変わるのと同じ話なのです。こう入った誤差が許されないWEBサイトでは正確な表示が出来るWEBブラウザを指定している場合もあります(例:Internet Explorer7以上推奨といった書き方)。
ブラウザの話
今回は少しハードウェアの話から外れてブラウザの話をしてみましょう。 ブラウザとは何ぞやですがここで言うブラウザとはいわゆるインターネットに接続した際に色々なホームページを見て楽しんだり、動画を見たりする時に使うソフトウェアの事です。こういったインターネットに接続して使うブラウザの事を「WEBブラウザ(うぇぶ~)」と呼びます。WEBブラウザには色々な種類があり、各企業や団体、個人までが様々なタイプの物を作り広く世間に公開しています。WEBブラウザを例えるなら、テレビ(受像機)のような物です。普通のテレビは入手の際個人が買い求める必要がありますがWEBブラウザの場合多くはパソコンを購入した際に最初から無料で付いてきます。 例えばWindowsパソコンを購入すればIE(いんたーねっとえくすぷろーらー)が、Macintosh(MacOS)を買えばSafari(さふぁり)が最初からパソコンに入っています。購入した状態からでもすぐに使えるようにという配慮などがあってこのようになっていますがWEBブラウザ自体は最初から入っている物以外のWEBブラウザでも使うことも出来ます。
先程の例えを使うならインターネットは地デジ放送でブラウザはテレビです。テレビにも色々なメーカーの様々な価格帯の商品があるようにブラウザもたくさん種類があります。ここでは、簡単な紹介をしてみましょう。
Internet Explorer(IE/インターネットエクスプローラー)
Windows標準のWEBブラウザ。最新版ではWindowsOSとより密な連携プレイが出来るように開発されています。まずみんなの使っているパソコンの殆どにこのブラウザが入っていることでしょう。最初から入っているのでパソコン初心者の人には有難いのですが、少しデザインの凝ったホームページがあると表示が遅くなったり、動画を公開しているホームページでは画面の読み込みが遅れたりとややソフトの設計そのものに時代遅れな部分が感じられます。星を付けるなら星3つくらいでしょうか。
Safari (サファリ)
MacOS標準のWEBブラウザ。現在販売されているApple(あっぷる)社のパソコンに最初から入っているWEBブラウザで、「MacBook Air、MacBook Pro、iMac、Mac mini 、iPad、iPhone、iPod touch」といったパソコンだけでなく携帯電話や音楽プレイヤーにも導入されているApple社の看板ソフトの1つです。一応、Windows版のSafariもAppleは配布していますがMacOSとの連携機能が使えないためWindows版Safariを使うメリットは薄いのです。ブラウザのデザインはAppleらしくお洒落で比較的扱いやすい作りにはなっていてパソコンに慣れていない人でも使えます。また、使われている文字のフォント(字体)が綺麗で小さい文字でも見やすくなっているのでご年配の方や「最近視力が落ちてきたな~」という方にもお勧めできるでしょう。ただ、Windowsで広く公開されている他のWEBブラウザと比べるとボタンの配置などが独特すぎて返って分かり難い部分もあります。星はこちらも3つでしょうか。
Firefox(ファイアフォックス)
上記2つのWEBブラウザはパソコンを買えば最初から付いて来るソフトですがコイツは違います。使ってみようかなと思ったら「自分で入れるブラウザ」そんなソフトです。WEBブラウザには違いありませんが企業が作っているのではなく、アメリカにある「Mozilla Foundation(モジラ ファウンデーション)」という非営利組織つまりNPOが世のため人のため?に作っているソフトです。ソフト開発の大部分は団体外のプログラマーがほぼ「ボランティア」で開発に参加しています。営利性が無いので利益を追求する必要も無いためソフトの開発スピードがとても早く柔軟性の高い開発環境があります(趣味で作っているから?)。また、個々の要望を吸い上げて聞き届けてくれる部分もあるので、「あったらいいな」という機能を実際に提供してくれたりも出来ます。ブラウザ単体では機能がとてもシンプルなため「アドオン」と呼ばれるオプションをインストールしないとYouTubeなどの動画再生も出来ないのですが一度「アドオン」を入れてしまえば後は簡単です。「アドオン」無しの状態だと評価は星2つですが導入してしまえば星4.5は付けてもいいくらい使い物になるブラウザです。
Google Chrome(グーグルクローム)
Google Chromeはインターネット検索サービスの最大手である「Google社」が開発・公開しているWEBブラウザです。検索のスピードを他社と競うだけあってブラウザとしてはとてもシンプルな作りになっています、が画面の表示速度が早く、ソフトの開発速度もとても早いのが特徴です。また、「強制アップデート機能」なるものがあり、いつも自動的にブラウザその物を最新の状態に保てるようソフト自体が「全自動」で更新作業をしてくれます。うっかりソフトの更新を忘れたり、物臭な人も安心ですネ。画面のデザインは至ってシンプルで他のブラウザにあるような「検索窓」すらありません。じゃあどうやって検索するのかというとホームページのアドレス(URL)を入力する「アドレスバー」に直接調べたい単語や事柄を入力すればOK。簡単ですね!!デザインの方向性はSafariに近い物がありますが使い勝手の良さではこちらに軍配が上がるかも。あとGoogle ChromeにもFirefoxにあった「アドオン」と同じ仕組の「エクステンション」という名前のオプションがあり、無料で利用できます。「お気に入り(ブックマーク)」の登録の仕方などにクセがあるのでInternet Explorerなど他のWEBブラウザから乗り換えた人は初めの内は戸惑いを覚えるかもしれません。料理で例えるなら「トルコ料理」でしょうか、美味しいが変化球を投げてきたそんな感じがあります。評価は星4つ。
Opera(オペラ)
北欧はノルウェーからやってきた第四の刺客、それがOpera(オペラ)です。元々は無料で使えるソフトでは無く有料のWEBブラウザでしたが2005年から無償化されました。元有料ソフトだったため実用性の高い作りになっています。特に画面の表示速度に定評がありGoogle Chromeが出る前までは画面の表示速度がWEBブラウザの中では最も早いと評価されていました。ただ、日本国内では知名度が低くこのソフト独自の機能に対応しているWEBサイトが少ないためホームページのレイアウトが崩れて表示されてしまう事もあります。Opera独自の特徴的な機能の一つが「ページの拡大縮小表示機能」です。これはInternet Explorerなどのような文字のフォントを大きくしたりするのではなく文字通り画面の中にある物を自由に20%~1000%の間で拡大縮小出来る点です。拡大縮小の仕方も簡単で画面右下にある「目盛り」を左右に動かすだけで自在に拡大縮小が出来てしまいます。直感的に操作出来る作りは個人的には高評価だったりしています。星を付けるなら個人評価では星4.5ですが人にお勧めするなら星4つ。
