『命の終わりを決めるとき』
朔立木
光文社文庫
重症の喘息に苦しむ患者が、心から信頼する女医に懇願した。
「最期のときは早く楽にしてほしい」と。
深い絆を結んできた相手の願いが、彼女に過酷な運命を突きつける。
(「終の信託」)
孤独な魂を救ってくれた「天から来たような男の子」。
初めて愛した彼を手にかけてしまった万里。
彼女が求めた本当の愛とは?
(「よっくんは今」)
人の心の深奥に迫る感動作二編を収録。
(カバー裏・紹介文より)
「死亡推定時刻」をね、時々見かけて。
何度か手に取ったこともあるんだけど、結局買わず・・・。
今回初めて他の作品を見つけて、買ってみました。
テーマが重いのは最初からわかってたけど、
かなり重かった・・・・・・
緊迫感がすごくあって、「実際」を知らないにもかかわらず
きっとそうなんだろうなと思わせる説得力みたいなものがあるのです。
重いし、深かった。
タイトルからして、もうね・・・。
感じるものあるしね。