『今日もブランコと泣く』
谷村志穂
ハルキ文庫
愛するものを大切にしたい――高校生のわたしは、
学校の帰りに公園に行き、ブランコに乗るのが日課だ。
ブランコのキーキーという音と慰めあうみたいに泣くのだ。
ブランコが止まると風を感じる。
そして明るい自分に戻るのだ。(「今日もブランコと泣く」より)
変わっていくものと変わらないもの・・・
とても愛しい大切な日々の中の心の揺らぎを繊細に描く表題作のほか、
「星の並ぶレストラン」「愛を教えて」「White Love」など全十四篇。
(カバー裏・紹介文より)
谷村さんも・・・超有名作家さんのような気がするけど。
まぁいっか。
やっぱりどうしても短編集が好きらしく。
普段読まない作家さんのものでも、つい買ってしまったり。
なんだか、ちょっとノスタルジックな感じになる1冊。
共感できるはずもないのに、なぜか懐かしいような気分になったり。
不思議な作品集です。
手軽に読めて、気分転換にいいかも。
休日とかにね