『晩夏の蝉』
前川麻子
光文社文庫
少年犯罪に携わる若き女性弁護士・真希は、
母と幼い娘を暴行し殺害した16歳の少年を担当することになった。
少年との、どうしようもない心の溝に、深い悩みを抱く真希。
そんな折り、夫の前妻との子と同居するようになるうち、
夫との関係にも影が差すようになる。
脆く揺れる彼女の心の行く先は――。
気鋭の著者が世に問う、家族、愛、少年の心の闇。
(カバー裏・紹介文より)
『明日を抱きしめて』を改題したそうです。
ドラマにもなってたみたい
前作『鞄屋の娘』とあまりにもイメージが違うから、ビックリ
本当に同じ人なのかと思ってしまうくらい。
幅が広いってことか。
すごいな。
3人称なんだけど、ときどき1人称っぽくて。
主観が頻繁にスイッチするから、結構わかりづらいかも
あれ?今、誰??って何度思ったことか。
ストーリーはなんていうか、うーん
ジャンルがよくわからない。
深い話。
何年か前に出会ってたら、もしかしたら全然ダメだったかも。と思う。
今読んで、結構好きだと感じるのは。
私自身がちょっとは深みを増したってことなのかな