『モラルの罠』
夏樹静子
文春文庫
宅配便、防犯システム、携帯電話のメモリー、
熟年離婚、心療内科クリニック・・・。
日常の暮らしに快適さや便利さをもたらすものが
ある日突然、凶器と化して我が身に襲いかかる。
恨みや妬みとは無縁のあなたにとっても他人事ではない
「安全神話の盲点」という切実なリスクをあざやかに描いた
ミステリー小説集。 解説・白石公子
(カバー裏・紹介文より)
本当は紹介しないハズの・・・超有名作家。
どころか、大御所?
比較的新しめのモノを選んで読んでます
「花を捨てる女」とか「ベッドの中の他人」とか「乗り遅れた女」とか。
(全部、短編集だなぁ・・・)
どれも読みやすくて面白くて、さすが!です
ひとが普段は見せない面、
何かきっかけがないと自分でも気づかない面、
そーゆーのをじわじわとあぶりだしていく感じと言えばいいのかなぁ。
読み終わって、
ちょっと乃南アサさんの作品世界と通じるものがあるかも。
と思いました。